【無料図案】切り絵で楽しむ金魚づくり〜魚モチーフを簡単に制作!

夏祭りの夜、ふわりと泳ぐ金魚を見て、つい持ち帰りたくなったことはありませんか?

今回は、切り絵でつくる“金魚”の作り方を、図案の描き方からカット、色の貼り合わせまで、やさしくご紹介します。

私、コージー・ノア・ダニエルズは、切り絵作家として10年の経験をもち、動物やファンタジーの世界をテーマにした作品を日々制作しています。

日仏アート展で優秀賞を受賞

金魚は、実用的な工作にも、季節を彩るアートにもなる魅力的なモチーフ。

自分だけの一枚をつくって、お部屋や贈り物に涼やかな彩りを添えてみませんか?

カッターと紙があれば、誰でもすぐに始められます。

はじめての方も、ぜひ気軽に挑戦してみてくださいね。

金魚の切り絵ってどんなもの?

まめ

コージー、なんで今日は金魚なの?

コージー

夏といえば金魚でしょ。形もきれいだし、切り絵にすると尾びれがふわっと涼しげなんだ。

まめ

なるほど〜。お部屋に飾ったら、一気に夏祭り気分だね!

コージー

そうそう。しかも縁起がいいモチーフだから、作って飾るだけでハッピーになるんだよ。

切り絵モチーフとしての金魚の魅力

金魚は、ふんわり広がる尾びれや、まるい胴体など、やわらかな曲線が美しいモチーフです。

切り絵では、その形を生かして優雅なシルエットを表現できます。

また、金魚は夏祭りや涼を呼ぶイメージとも結びつき、季節感のある作品づくりにぴったり。

さらに、古くから「金運」や「幸福」の象徴とされ、縁起の良い題材としても人気があります。

金魚と魚モチーフの違い・バリエーション

「魚」というと、さまざまな種類や形がありますが、金魚はその中でも特に優雅で装飾的なシルエットを持っています。

尾びれの長いリュウキンや、丸みのあるランチュウ、ユニークな形の出目金など、同じ金魚でも品種によって印象は大きく変わります。

一方で、魚モチーフ全般は、カツオやタイ、熱帯魚など、より自由で多様な形や模様を楽しめます。

切り絵に取り入れる際は、金魚の曲線的な美しさと、他の魚のシャープな形の対比を楽しむのもおすすめです。

子どもから大人まで楽しめる理由

金魚の切り絵は、形がわかりやすく、複雑な線を少なくしても可愛らしく仕上がるため、初心者やお子さんでも挑戦しやすい題材です。

また、色紙や和紙で色を加えると、一気に華やかになり、大人のインテリアにも映える作品になります。

工作教材としても人気があり、夏休みの自由研究やワークショップなどにもぴったり。

季節感を楽しみながら、世代を超えて一緒に作れる魅力があります。

折り紙でつくる簡単な金魚の切り絵

コージー

折り紙でつくる簡単な金魚の切り絵を紹介するよ。ハサミだけでできるから、はじめてでも安心だよ!

道具と材料

折り紙

折り紙やすき紙など、お好みの紙を使います。

赤やオレンジなど金魚らしい色がおすすめで、100円ショップでも手軽に手に入ります。

100均の折り紙
100均のすき紙

ハサミ

普通のはさみで大丈夫です。

お子さんと作る場合は、安全はさみを使いましょう。

のり(背景に貼る場合)

液体のりやスティックのりなど、手元にあるものでOKです。

背景紙に貼る場合に使います。

作り方

下書き

折り紙を用意します。

コージーは赤い折り紙を使ってみます。

折り紙を半分に折ります。

折り目を下にして、金魚の横向きシルエットを鉛筆で描きます。

こんな線を描いていきましょう。

線の見本

線の見本
コージー

描く線は自分でアレンジしても大丈夫だよ。そのときは線は必ずつなげてね!

頭は丸く、尾びれは大きく広がるように描くと金魚らしくなります。

コージー

コージーの描いた線を参考に線を描いてみてね。

ハサミでカット

描いた線に沿って、折ったままハサミで切ります。

尾びれや背びれは少し丸みをつけるとやさしい印象に。

細かい部分は、紙を回しながら切るときれいなラインになります。

切り終わりました。

完成

ゆっくり折り紙を広げると、金魚が現れます。

色違いやサイズ違いで何匹か作ると、まるで水槽のような賑やかさになります。

色違いの折り紙を小さいサイズに切って、同じように線を描いていきます。

切っていきます。

大小二匹の金魚ができました。

水色の折り紙に配置してみました。

アレンジ(金魚をもっと可愛く見せる工夫)

まめ

ちょっと工夫したらもっと可愛くなるよ。

すき紙でつくってみる

道具と材料で紹介したすき紙で金魚をつくってみると雰囲気がまた変わって素敵です。

すき紙を折って線を描きます。
コージー

すき紙は繊維が折り紙よりあるからゆっくり切るのがコツだよ。

切っていきます。
切り終えました。

背景に貼り合わせ

完成した金魚の切り絵は、そのままでもかわいいですが、背景に貼り合わせると作品感がぐっと増します。

背景紙には、和の雰囲気を出せるすき紙を使ってみましょう。

やわらかな透け感と独特の風合いが、金魚の涼しげな雰囲気を引き立ててくれます。

色は淡い水色や白、薄緑などがおすすめです。

切った金魚の裏にのりをつけていきます。

のりをつけていきます。

貼り合わせて完成です。

カッターで作る金魚の切り絵に挑戦!

まめ

おっ、今日の金魚はなんだか細かいね?

コージー

うん、今日はカッターを使って作るんだ。ちょっと細かいけど、コツを押さえれば楽しいよ。

まめ

そっか、難しそうだけどやってみたくなるね!

コージー

そうそう。完成したときの達成感は最高だよ。

道具と材料

デザインナイフ(細かい部分が切れるタイプ)

細かい作業にはデザインナイフがぴったり。

普通のカッターでも使えるけれど、刃先が細い方が線がきれいに出せます。

カッターマット

机を傷つけずに作業できて、安定感もアップします。

100均にもあります。

筆ペン

下書きを清書するのに使います。

線に強弱をつけることで、切り絵の表情が豊かになり、作品が生き生きとして見えます。

100均のもので十分です。

筆ペンがない場合は普通のサインペンでも大丈夫です。

線画に使う紙

ベースになる紙は黒い画用紙を使います。

色パーツの紙

カットした裏に貼って“色を入れる”ための紙。

折り紙や和紙を使います。

シンプルな色でも、和紙のにじみや透け感で印象が変わります。

トレーシングペーパー

トレーシングペーパーは線画をトレースして色パーツをつくるのに使います。

100均にもあります。

のり

色パーツを線画に貼るのに使います。

図案の準備

コージー

まずは図案の下書きづくりだよ。

まずは、紙に金魚の図案を描きます。

ネットの画像や金魚の図鑑を参考にすると、形をとらえやすく、初心者でも簡単に描けます。

特に横向きのポーズは、全体のバランスがとりやすくおすすめです。

まめ

楽しんで描くと可愛くなるよ。

うろこは半円をつなげて描くイメージで

下書きは鉛筆で描き、形が決まったら筆ペンで清書します。

輪郭線をぐるっと描きます。

筆ペンを使うと、線に太さの強弱がつき、より立体感や動きが生まれます。

一度なぞった線をなぞり直して線に強弱をつけていきます。

なぞり直して描いてます。

また、切り絵にする際は線を途切れさせずにつなげることを意識しましょう。

線がつながっていると、切ったときにパーツがばらけず、作品としてきれいにまとまります。

カットの手順

コージー

さあ、いよいよ切っていく手順を解説するよ。

下書きを黒い紙に重ねて固定する

下書きを黒い紙の上に重ね、ずれないようにテープで四隅を止めるか、数か所をホッチキスで軽く留めます

コージーはテープ止めして制作します。

しっかり固定すると、切っている途中で図案がずれるのを防げます。

内側から切っていく

切り絵は、内側のパーツから切るのが基本です。

最初に外側を切ってしまうと紙がバラけやすく、細部の作業が難しくなります。

尾びれのすき間やうろこなど、細かい部分を先に切ると紙が安定し、きれいに仕上がります。

うろこを切っていきます。

小さいパーツほど慎重に、紙を回しながら切るのがおすすめです。

最後に外側を切る

すべての内側パーツを切り終えてから外枠を切ります。

こうすることで全体の形が崩れず、きれいな輪郭の金魚が完成します。

仕上げと貼り合わせ

コージー

色紙を貼ってカラフルに仕上げていくよ。

線画から色パーツ用の型を作る

切り終えた線画の上にトレーシングペーパーを重ね、鉛筆でラインを写し取ります。

トレペを使います。
トレペを図案の上に重ねます。
鉛筆やシャーペンでカットする線をなぞります
まめ

図案の線の真ん中をなぞる感じで描いてみてね。

今回はボディ、尾びれ、背びれと色パーツを分けていきます。

ボディの線です。目とヒレの箇所は別パーツで切るので線を描いてあります。

色紙に型を写してカット

ラインを写したトレペを色紙の上に重ね、上からカッターで切ります。

今回、コージーは染め和紙を使用します。

やわらかな色合いと質感が、金魚の尾びれや体をより美しく見せてくれます。

まず切る前に染め和紙に図案を重ねてイメージを確認します。

つぎに線を描いたトレペを重ねます。

トレペの上から切っていきます

切り終えた色パーツ。

裏側から色パーツを貼る

切った色パーツは線画の裏側から貼ります。

のりは点描を打つように少しずつのせると、紙が波打たずにきれいに仕上がります。

背びれや尾びれ等のパーツも同様に切って、貼っていきます。

尾びれの色パーツを切っていきます。

完成

すべての色パーツを貼り合わせたら完成です。

背景紙に貼ると作品としての完成度が高まり、飾ったときの見栄えもぐっと良くなります。

ちょっと素敵に見せ方

コージー

簡単な工夫で雰囲気がぐっと良くなるよ!

背景に和紙や色紙を使う

完成した金魚の切り絵を和紙や色紙の上に貼ると、作品全体がぐっと引き立ちます。

染め和紙を背景にしてみました。
普通の折り紙に重ねても素敵になります。

背景の色や質感によって、金魚の印象も大きく変わります。

額装してみる

完成した金魚の切り絵は、額に入れるだけでぐっと作品らしい雰囲気になります。

シンプルな木目のフレームは、金魚の色を引き立ててくれるのでおすすめです。

100円ショップの額でも十分おしゃれに飾れます。

ガラスやアクリル越しに見る切り絵は、紙の質感や細部の線が際立ち、特別感がアップします。

おまけ制作〜サイズ違いで楽しむ金魚の切り絵

金魚のサイズを少し小さくしたバージョンもつくってみました。

このぐらいのサイズで切ってみます。
トレペでアタリ線とる。
色パーツをつくっていきます。
色パーツを貼っていきます。

こちらは背景にダイソーで見つけた千代紙をレイアウト。

ポストカードサイズに千代紙をカットして貼り合わせます。

華やかな模様が金魚のシルエットを引き立てて、とても素敵な仕上がりになりました。

同じ図案でもサイズや背景を変えるだけで、まったく違う雰囲気を楽しめます。

ダイソーの千代紙

図案プレゼント

コージー

カッターでつくった切り絵の図案を無料プレゼント!

今回、カッターで制作した「金魚の切り絵」図案を無料プレゼント!

【利用規約・注意事項】

  • この無料図案は、個人での制作・鑑賞・プレゼントなど非営利目的に限りご利用いただけます。
  • 作品をSNS等に投稿する場合は、出典として「コージー(cozypaperart.com)」と記載いただけると嬉しいです。
  • 図案や作品を商用利用(販売・有料ワークショップでの使用など)することはできません。
  • 図案データの再配布、加工しての配布、二次配布は禁止です。

まとめ

  • 金魚は曲線の美しさと季節感が魅力で、切り絵モチーフにぴったり
  • 折り紙を使えば、ハサミだけで簡単に金魚の切り絵が作れる
  • カッターを使うと、尾びれやうろこなど細部まで表現でき、完成度がアップ
  • 色紙や和紙で色を加えると、作品に動きや涼しさが出る
  • 背景を加えると、より金魚の世界が広がる
  • 無料図案を活用すれば、初心者でも手軽にスタートできる

それでは次回、またお会いしましょう。

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