お気に入りの本に、ちょっと特別なしおりを挟んでみたくなったことはありませんか?
今回は、切り絵でつくる“しおり”の作り方を、図案の写し方からカット、色紙の貼り方まで、やさしくご紹介します。
私、コージー・ノア・ダニエルズは、切り絵作家として10年の経験をもち、動物やファンタジーの世界をテーマにした作品を日々制作しています。

しおりは、実用的でありながら、ちょっとしたアートにもなる魅力的なアイテム。
自分だけの一枚をつくって、読書の時間をもっと楽しく彩ってみませんか?
カッターと紙さえあれば、誰でもすぐに始められます。
はじめての方も、ぜひ気軽に挑戦してみてくださいね。
切り絵のしおりの魅力とは
「紙でつくる、ささやかなアート」

それなら“切り絵しおり”がぴったりだよ。紙を切って、絵を描くみたいに仕上げていくんだ。

絵を描くの苦手でも大丈夫かな…?

もちろん!図案もあるし、切るだけで素敵になるよ。ちょっとした贈り物にもなるしね。
本にそっと挟んだしおり。
ページをめくるたびに、そこに自分だけの“アート”が待っていたら―――。
切り絵でつくるしおりは、ただの目印じゃありません。
繊細なカットや、影の落ち方、光を透かす紙の表情が、ページの間にそっと物語を添えてくれます。

実用性がありながら、アートピースのように飾ることもできる。
そんな「使えるアート」が、切り絵しおりの魅力です。
実用的なのに飾りたくなる。しおり×切り絵の相性って?
しおりは、毎日使うちょっとした道具。
だけどそこに手作りの温かみや、繊細な切り絵の美しさが加わると、不思議と“愛着”がわいてきます。
切り絵なら、形も自由。
動物や草花、物語のワンシーンのようなモチーフまで、好みに合わせてカタチにできます。

お気に入りの一冊に、そっと合わせて挟むだけで、本の世界がもっと好きになる。
読みかけのページに、自分だけの物語がもう一つ増える──。
それが、切り絵しおりの楽しさなんです。
軽やかに、気軽に始められるアート
絵を描くように、でも少し違って。
カッターで紙を“切る”ことで生まれる表現には、独特のリズムがあります。

切り絵は特別な道具がなくても始められるのが魅力。
難しく考えずに、「紙を線に沿ってなぞる」──それだけで、作品が一枚ずつ形になっていきます。
しおりのサイズなら、時間も場所も取らないし、完成までの達成感もちょうどいい。
「ちょっと手を動かしたい」「気分転換に何か作りたい」
そんなときにもぴったりなんです。
道具と材料

しおりの切り絵って、何を用意すればいいの?

意外とシンプルだよ。紙とカッター、それに色紙があればOK!
切るための道具
カッター/デザインナイフ
細かい作業にはデザインナイフがぴったり。
普通のカッターでも使えるけれど、刃先が細い方が線がきれいに出せます。

カッターマット
机を傷つけずに作業できて、安定感もアップします。
100均にもあります。

貼るための道具
糊(液体のり)
仕上げの色紙貼りに使います。
紙がヨレないように、糊は「点」で置いて、やさしく押さえるのがコツ。

ピンセット(細かい貼り合わせに)
小さなパーツの配置や、細部の微調整にあると便利です。
無くても作れます。

紙と色素材
色画用紙
ベースに使います。
100均のもので十分です。

色紙(折り紙、染め和紙)
カットした裏に貼って“色を入れる”ための紙。
シンプルな色でも、和紙のにじみや透け感で印象が変わります。



りぼん
リボンをしおりの上部にテープ止めや穴をあけて取り付けてアクセントに。
ちょっとしたギフト感も出せますよ。
100均にあります。

作り方
ここでは、画用紙と色紙を使ったしおりの作り方をご紹介します。
今回は“切り絵しおり”の基本のスタイルとして、色紙を貼って模様を浮かび上がらせるタイプ。
初心者でも楽しめるやさしい方法なので、ぜひ気軽にチャレンジしてみてくださいね。

とっても簡単だよ~!
Step1:画用紙を切って、折り目をつけよう
まずは、画用紙を横9cm×縦14cmの長方形にカットします。

今回はだいだい色の紙を使います。

線を引きます。

線はしっかりと描くと仕上がりがピシッとするよ。


描いた線に沿ってカットします。

折り線に軽く刃をあてて筋をつけておきます。

切るのではなく、軽く跡をつける感じだよ。

この折り線が、のちほど貼り合わせるときのガイドになります。
「ピシッ」と折り目をつけると、仕上がりもきれいになりますよ◎
Step2:下絵を描いて、模様を切り抜こう
次に、折った紙を開き、折り線の右か左、どちらかの裏側に好きな模様の下絵を描きます。
モチーフは自由!
ハート、葉っぱ、、ネコ、など、自分がときめくカタチでOK。



配置は、紙の下半分あたりにまとめると、しおり全体のバランスがよくなりますよ。

図案の位置は紙の下半分にレイアウトがポイントだよ。
Step3:ハートのしおりの作り方
ここでは、やさしい雰囲気の「ハート」のしおりを作ってみましょう。

手順をじっくり解説するよ!
① ハートの下絵を描く
折った紙を開いて、下半分にいくつかのハート型の下絵を描きます。

サイズや向きを変えると、リズムのあるデザインに仕上がりますよ。


下書きは自由な感じで線を描いてみてね。

② デザインナイフで切り抜く
描いた線に沿って、デザインナイフで丁寧にカットしていきましょう。

曲線は焦らず、紙をやさしく動かしながら少しずつ切るときれいに仕上がります。


③ 裏から色紙を貼る

色紙を貼って仕上げていくよ!
カットが終わったら、裏側から色紙を貼って、ハート模様に色を入れます。
淡いピンクや赤、模様入りの和紙など、紙選びで印象が変わりますよ。
今回は染め和紙を使ってみます。

しおりの半分の大きさにカットします。


のりを点描を打つように塗布していきます。

のりはつけすぎないようにね!

貼り合わせます。

④ リボンをつける
しおりの上部に短く切ったリボンをテープでとめれば、かわいいアクセントの完成です。

リボンを4cmぐらいのサイズでカットします。

リボンの先端をカットします。


リボンをテープ止めします。


⑤ のりで貼り合わせて完成!
最後に、折り目に沿ってしおりを2つ折りにし、内側にのりを塗って貼り合わせたら完成です!

もう少しで完成だよ
糊を点描を打つように塗布します。

折って貼り合わせます。



すこし凝ったしおりの作り方
作り方に慣れてきたら、すこし凝ったデザインにもチャレンジしてみましょう。
今回は、しおり全体に模様を広げるような、葉っぱモチーフのしおりをつくってみます。

シルエットではないモチーフにチャレンジ!
① 葉っぱの下書きを描く
まずは、ハートのしおりと同じように、紙を開いて下半分に「葉っぱ」型の下絵を描いていきます。
葉っぱの内側の面を描くイメージです。

② 模様をカットする
描き終えたら、デザインナイフで丁寧にカットしていきます。
紙を回しながら切ると、ラインがなめらかに仕上がります。


③ 色紙を貼って彩る
切り抜きが終わったら、裏から色紙を貼って、模様に色を添えます。
色の組み合わせで雰囲気がぐっと変わるので、いくつか試してみるのも楽しいですよ。

糊を点描を打つように塗布していきます。

貼り合わせます。

④ リボンをつける
上部に短く切ったリボンをテープでとめましょう。
ちょっとした飾りが加わるだけで、完成度がアップしますよ。

⑤ 貼り合わせて仕上げる
最後に、しおりを二つ折りにして、のりで貼り合わせたら完成です!

折り目をしっかり整えると、仕上がりが美しくなります。

モチーフを変えたり、配置を工夫したりすることで、世界にひとつのしおりができあがります。
ちょっと凝った一枚で、本の時間がもっと特別になりますよ!

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まとめ
切り絵でつくるしおりは、シンプルなのに奥深くて、自由。
カッターと紙さえあれば、誰でも自分だけのアートがつくれます。
- 図案を描く楽しさ
- 紙を切る心地よさ
- 色を選ぶワクワク
- 出来上がったしおりを使うよろこび
どの瞬間にも、小さなときめきが詰まっています。
読書の時間をそっと彩る、あなただけの一枚。
ぜひ、気軽に“紙とカッター”を手に取って、やさしいしおりの世界を楽しんでみてくださいね!
それでは次回、またお会いしましょう。
コージー、最近読んだ本にかわいいしおりが挟まってたんだけど…これ、自分で作れたらいいなあって思って!