切り絵は、紙とカッターさえあれば誰でも楽しめる簡単なアートです。
とくに「花」をモチーフにしたデザインは、おしゃれで飾った瞬間にお部屋をパッと華やかにしてくれます。
私、コージー・ノア・ダニエルズは切り絵作家として10年の経験があり、花や動物をモチーフにした温かみのある作品を日々制作しています。

今回は、初心者の方でも安心して取り組める 花の切り絵図案 をご紹介しながら、作り方をステップごとに解説していきます。
そして無料ダウンロードして使える図案もご用意していますので、ぜひ作品づくりに役立ててください。
目次
おしゃれな切り絵とは?

うん!おしゃれな切り絵って、飾った瞬間にその場がパッと明るくなる感じかな。特に花のデザインは、どんな部屋でも一気に華やかで楽しい雰囲気になるよね!
切り絵を「おしゃれ」に見せるポイントは、モチーフの選び方と仕上げ方にあります。
特に花の切り絵は人気が高く、季節を感じさせたり、インテリアのアクセントにもなります。
線のリズムや余白を意識すると、同じ花でも雰囲気がぐっと洗練されて見えるのです。

また、額装や背景紙との組み合わせで雰囲気が大きく変わります。白や淡い色を選べば爽やかに、濃い色を選べば落ち着いた印象に──。
「おしゃれに見せたい」と思ったら、モチーフ選び+仕上げの工夫が鍵になります。
道具と材料の紹介
切り絵を始めるときに必要な道具と紙をご紹介します。
どれも身近なお店や100均で揃えられるものばかりなので、気軽にスタートできます。

身近な道具でつくれるよ
デザインナイフ(カッター)
切り絵の基本アイテム。
細かい曲線や花びらの形を切り抜くときに活躍します。
工作用カッターでも代用できますが、握りやすいデザインナイフがおすすめです。

黒紙(図案用)
下絵をトレースして切り抜くベースになる紙。
厚すぎない画用紙程度の黒紙が使いやすく、仕上がりもきれいに見えます。
100均でも売ってます。

色紙(色パーツ用)
花びらや葉っぱを彩るための紙です。
折り紙や和紙など、発色や質感の違う紙を用意すると仕上がりがぐっと華やかになります。
100均の折り紙でも大丈夫です。


トレーシングペーパー
図案を写し取って色パーツをつくるために使います。
透明度が高いので線をきれいにトレースできます。

のり
色パーツを貼り合わせるときに使用します。
液体のりやスティックのり等で大丈夫です。

ピンセット(あれば便利)
細かい花びらや茎のパーツを扱うときに重宝します。
なくても大丈夫ですが、仕上げがスムーズになります。

額
仕上げた切り絵を飾るのに使います。
シンプルな100均の額でも十分に素敵に仕上がります。

花の切り絵デザインの作り方

最初はね、どんな花を切ろうかな〜って探すところから始めると楽しいよ。好きな花を見つけるだけで、“これ作りたい!”ってワクワクしてくるんだ。
好きな花を見つけよう
まずはモチーフとなる花の資料を探しましょう。
好きな花の写真をWEBや図鑑で眺めるとイメージが広がります。

今回は「花のブーケ」をテーマにした切り絵を作ってみましょう。
いろいろな種類の花を組み合わせることで、作品全体がカラフルになり、おしゃれな仕上がりになります。
資料が手元にあると、形や花びらの重なり方もわかりやすく、下書きもスムーズに進みます。
図案を鉛筆で下書き
まずは鉛筆でアタリ線を描き、ブーケ全体のバランスをとりましょう。

花は2種類から3種類くらいにすると、まとまりがよく切りやすいです。
今回、コージーはチューリップとデイジーを描いてみます。
最初に花の部分をざっくり描いて、葉っぱや茎はあとから描き足す と構図が整えやすくなります。

さらに、花の間に葉っぱを加えるとデザインが引き締まり、色合いのバランスも整います。

アクセントとして リボンを配置 すると、作品全体がより自然で華やかに、おしゃれに見えますよ。

筆ペンで清書
下書きの線の上を筆ペンでなぞって、図案を清書します。

このとき、ただ均一な線で描くのではなく 強弱をつけて線を引く のがポイント。

茎は細く、花びらの輪郭はやや太めにすると、立体感が出て切り絵にしたときも映える図案になります。

線に表情をつけると、ただの下書きが一気に“作品の顔”になるんだ。ちょっと勇気出して太くしたり細くしたりしてみよう!

カッターでカット
筆ペンで描いた図案を黒い紙に重ね、四隅をテープやホッチキスでとめます。


ずれないように固定したら、図案の線に沿ってカットしていきましょう。
切るときは清書した図案の上から切っていきます。
まずは 内側の細かいパーツから順番に。


いきなり輪郭から切っちゃうと紙が動いちゃうんだ。内側から外に向かって──これがカットの基本!
焦らずに、ゆっくり丁寧に切っていきましょう。

最後に輪郭を切り出すと、紙が安定して扱いやすくなります。

色パーツの作り方
次は、作品をカラフルに仕上げるための「色パーツ」を作っていきます。
カットした図案の上にトレーシングペーパーを重ね、パーツごとに輪郭線を鉛筆でなぞります。

このとき、輪郭線同士がくっつかないように 少し隙間をあけて なぞるのがコツです。

なぞったトレーシングペーパーを色紙に重ね、線の上からカットしてパーツを作ります。
今回はコージーは 染め和紙 を使用。

色のムラや風合いを活かしながら、トレーシングペーパーを好みの箇所に合わせて切り出していきます。

折り紙でも十分きれいに仕上がるので、手軽に挑戦できますよ。

染め和紙はね、同じ紙でも切る場所によって雰囲気がガラッと変わるんだ。宝探しみたいで楽しいよ!
貼り合わせ
カットした色パーツを、線画(黒紙の切り絵)に貼り合わせていきます。
のりは広く塗るのではなく、点描を打つように少しずつ つけると紙がヨレにくく、きれいに仕上がります。


ひとつひとつ丁寧に貼り重ねていき、すべてのパーツがそろったら──いよいよ完成です!


色が入ると一気に作品が華やぐんだ。最後の“組み立て”の瞬間は、何度やってもワクワクするよ!
装してもっとおしゃれに飾る
完成した切り絵は、そのままでも十分きれいですが、額に入れると一気に作品感が増して、ぐっとおしゃれに仕上がります。
背景紙の色を工夫すると、雰囲気が大きく変わります。
- 白や淡い色なら、花の色が引き立って爽やかに。
- 濃い色なら、落ち着いた雰囲気になり大人っぽい印象に。
100均で手に入るシンプルな額でも十分映えるので、気軽に楽しめます。
今回はコージーは 透明額 で仕上げてみました。
アクリル板で作品を挟んで飾るタイプで、光が透ける感じがとても新鮮。


これもおしゃれな仕上げ方のひとつです。

額に入れるだけで“作品”って感じになるんだ。手作りなのにプロっぽく見えるのも額装の魔法だよね。

ほんと!おしゃれでかわいいし、プレゼントにもピッタリだね!
【無料】花のブーケ図案プレゼント

今回制作した図案を無料でプレゼント!
今回ご紹介した 花のブーケの切り絵図案 を、無料でダウンロードしてお使いいただけます。
ご自宅での制作や、季節の工作、ちょっとしたプレゼント作りにもぜひご活用ください。

【利用規約・注意】
- この無料図案は、個人での制作・鑑賞・プレゼントなど非営利目的 に限りご利用いただけます。
- 作品をSNS等に投稿する場合は、出典として「コージー(cozypaperart.com)」と記載いただけると嬉しいです。
- 図案や作品を 商用利用(販売・有料ワークショップでの使用など) することはできません。
- 図案データの再配布、加工しての配布、二次配布は禁止です。
- 学校や地域サークルなど非営利のグループ活動で使用する場合は、事前にご連絡ください。
まとめ
今回の記事では、おしゃれで簡単な花の切り絵 の作り方を解説しました。
- 切り絵は紙とカッターがあれば誰でも始められる
- 花のモチーフは部屋に飾るとおしゃれで華やか
- 下書き → 清書 → カット → 色パーツづくり → 貼り合わせ の流れで完成
- 額装すると一気に作品感がアップする
- 記事最後から【無料図案】をダウンロードできる

それでは、次回またお会いしましょう。
まめ、切り絵ってシンプルに切っても味わいがあるけど、“おしゃれ”ってなると何だと思う?