切り絵で作る!かわいい動物たちの図案と作り方をわかりやすく解説

コージー

まめ、切り絵で動物を作ると、シルエットだけでもかわいく仕上がるんだよ。

まめ

たしかに!うさぎの形ってシンプルだから、切り絵にぴったりだね!

コージー

さらに、花のデザインを入れると、おしゃれで華やかな雰囲気になるよ。

まめ

いいね!うさぎと花の組み合わせって、すごくかわいくなりそう!

切り絵で作る動物は、シンプルなシルエットでもかわいらしく仕上がるのが魅力です。

今回は、その中でも人気の「うさぎ」をモチーフにした切り絵の作り方を紹介します。

私、コージー・ノア・ダニエルズは切り絵作家として10年、アクリル画で20年のキャリアを持ち、国内外の公募展での入選や展覧会への出展を通じて、幅広い活動を行ってきました。

洋館をスケッチしているコージー。

今回は図案作りからカット、色パーツの貼り合わせまで、順を追って解説します。

自分だけのかわいいうさぎの切り絵を作って、飾ってみましょう!

図案の用意

コージー

切り絵の図案作りは、完成のイメージをしっかり持つことが大事だよ!

図案ラフをベースに考える

まず、うさぎのシルエットを考えます。

今回は、コージーが顔だけのデザインにしました。

うさぎの特徴的な長い耳を活かしながら、シンプルでかわいらしいフォルムを意識します。

シンプルに顔だけ

構成を考える

使用するのは白い紙です。

この白い紙を活かして、顔全体に桜の花を散りばめるデザインにします。

また、葉っぱを蝶ネクタイのように配置することで、バランスの取れた可愛らしい雰囲気に仕上げます。

顔に桜の花のデザインを描いていきます。

今回の制作ポイント

今回の切り絵は、花や目、鼻、葉っぱの部分を切り抜き、裏側から色紙を貼る「抜き」のデザインになります。

そのための図案作りでは、まず線で形を描き、切り抜く部分を塗りつぶして仕上がりをイメージしていきます。

切り抜く部分を塗りつぶしていきます。

今回のうさぎでは顔の輪郭に毛のアクセントをいれてみました。

毛のアクセントを加えていきます。

フォトショップで図案準備作業

フォトショップを使って図案の仕上げ準備をしていきます。

フォトショップがない場合は代わりにフリーソフトで「GIMP」や「Photopea」等でもできます。

スキャンします

出来上がったラフはスキャンしてデータ化し、フォトショップで読み込みます。

デジタルデータにすることで、調整や加工がしやすくなります。

コージー

スキャナーが自宅に無い場合はコンビニにもありますよ。

データの調整

フォトショップに読み込んだデータは、まず画像を反転させます。

これは、カット作業を裏面から行うため、図案が正しく仕上がるようにするためです。

反転させた画像

次に、カットしやすくするために、画像の濃度を50%に調整します。

こうすることで、印刷した際に線が薄くなり、切り終わった後も仕上がりがきれいになります。

紙とプリント

コージーはプリントに「伊勢和紙 雪色」を使用します。

和紙ならではの風合いが作品に温かみを加えてくれます。プリントは裏面に行います。

コージー

プリントは裏面にするがポイントだよ

カット作業を裏側から行うことで、表面をきれいな状態のまま仕上げることができます。

プリントが完了したら、次はいよいよカッティング作業に入ります。

カッティング作業

印刷した図案をカッターマットの上にセットし、カッターで丁寧にカットしていきます。

カットの手順

カットは内側の小さいものから進めていきます。

コージー

色のついている面を切り抜いていくんだよ。

プリントした裏側から切っていきます。

曲線の部分は焦らず、ゆっくりと刃を動かすのがポイントです。

内側を切り終えたら、外側=輪郭をカットしていきます。

外側をカット
ひっくり返して表面を確認します。

色パーツ制作作業

切り絵の仕上がりを鮮やかにするため、色パーツを作ります。

スキャン

まず、カットした図案をスキャンします。

このとき、カットした図案の白い紙の上に黒い紙を重ねてスキャンすると、切り抜いた部分の境目がはっきりと見えるようになります。

白い紙だけでスキャンすると、切り抜いた部分が分かりにくくなるため、この方法がおすすめです。

色付け

スキャンしたデータをフォトショップで読み込み、各パーツごとにパスを作成して色をつけていきます。

また主体のうさぎを認識しやすくするために背景にはとりあえず茶色をおきました。

ペンツールを使って選択範囲を作り、そこに好きなカラーをのせていきます。

選択範囲をつくって色を塗っていきます。

花や葉の色合いを工夫すると、仕上がりに個性が出て楽しくなります。

コージー

同系色で変化をつけていっても綺麗だよ

グラデーションや淡い色を取り入れることで、より表情豊かな作品になります。

塗り終えました。

色パーツのプリント

すべてのパーツに色をつけ終えたら、プリントの準備をします。

プリントする際は、切り抜いた図案のデータのレイヤーのチェックを外し、色パーツだけが印刷されるように設定しましょう。

塗った色パーツだけプリントします。

こうすることで、不要な線が入らず、きれいな色パーツを作ることができます。

今回は「伊勢和紙 雪色」を使用しましたが、作品の雰囲気に合わせて好みの紙を選ぶのも楽しいですよ。

 貼り合わせ

プリントした色パーツをカットして貼り合わせていきます。

貼り合わせの手順

貼り合わせるパーツなので、形を崩さないよう慎重にカットしましょう。

カットした色パーツは、線画の切り絵に丁寧に貼り付けていきます。

コージー

貼り合わせるのはカットした裏側だよ、注意してね!

切ったそばから貼っていきます。

のりを使い、ズレないように注意しながら、ピンセットを活用して慎重に貼り合わせると、きれいに仕上がります。

ピンセットを使い慎重に貼り合わせます。

背景紙と貼り合わせ

仕上げに、完成した切り絵を背景紙に貼ります。

今回は、グラデーションの背景を作り、作品をより華やかに仕上げました。

最後に、フォトフレームなどにセットすれば完成です。

背景の色や質感によって作品の雰囲気が大きく変わるので、いろいろ試してお気に入りの組み合わせを見つけてみてください!

まとめ

今回は、かわいいうさぎの切り絵を作るための図案作りから仕上げまでの流れを詳しく解説しました。

切り絵は、シンプルな動物のシルエットでも、花のデザインを加えることで華やかさが増し、より個性的な作品に仕上がります。

ここまでのポイントをおさらいすると、

  • 図案作りでは、切りやすさを考えながらシンプルなシルエットを意識する
  • フォトショップの活用でデータを反転・調整し、作業しやすくする
  • カッティングは焦らず丁寧に進めることで、美しいラインに仕上がる
  • 色パーツの準備ではスキャンや色付けを工夫して、より鮮やかに演出
  • 貼り合わせを丁寧に行い、最終的に背景紙と組み合わせて作品を完成させる

切り絵は自分のアイデア次第でさまざまなアレンジが楽しめるアートです。

うさぎ以外の動物で挑戦してみたり、違う花のデザインを組み合わせてみるのもおすすめです!

ぜひ、自分だけのオリジナル切り絵を作ってみてくださいね

それでは、また次回お会いしましょう!

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