切り絵で作る動物は、シンプルなシルエットでもかわいらしく仕上がるのが魅力です。
こんにちは、切り絵作家歴15年、フランス「サロン・ドートンヌ展」、「美の起原展」など国内外での展示実績を持つファンタジー切り絵作家コージーです。
この記事は、その中でも人気の「うさぎ」をモチーフにした切り絵の作り方を紹介します。

かわいい動物の切り絵に人気のモチーフとは
切り絵は、丸みのあるシンプルなシルエットの動物ほど、かわいく仕上がりやすいモチーフです。
うさぎのほかにも、猫・りす・小鳥・ひつじ・馬などが人気で、輪郭がシンプルなほど初心者でもきれいにカットしやすく、耳や尻尾などパーツが際立つ動物ほど「らしさ」が出しやすいのが特徴です。

うさぎ以外の動物で挑戦してみたい方は、次の記事もぜひチェックしてみてください。
切り絵初心者がうさぎを可愛く仕上げるコツ

うさぎを切り絵で作るコツです。
- シンプルな輪郭ほど失敗しにくい:耳・目・鼻など最低限のパーツに絞ると、初めてでも形が崩れにくくなります。
- 紙の色は1色にこだわらない:白い紙に色パーツを裏から貼る「抜き」の技法を使うと、少ないカット数でも華やかに見えます。
- 道具はカッター・カッターマット・ピンセットの3点でスタートできる:本格的な機材がなくても始められます。

切り絵の道具と材料について
上で紹介した3点で十分始められますが、「もっと道具にこだわりたい」「まずセットで揃えたい」という方向けに、道具選びだけをまとめた記事も用意しています。
気になる方はあわせてどうぞ。
道具はカッター・カッターマット・ピンセットの3点で始められると知ったところで、実際の画材選びや切り方を動画で見ておくと迷わず取りかかれます。
かわいいうさぎの図案を考える

切り絵の図案作りは、完成のイメージをしっかり持つことが大事だよ!
図案ラフをベースに考える
まず、うさぎのシルエットを考えます。
今回は顔だけのデザインにしました。
うさぎの特徴的な長い耳を活かしながら、シンプルでかわいらしいフォルムを意識します。

構成を考える
使用するのは白い紙です。
この白い紙を活かして、顔全体に桜の花を散りばめるデザインにします。
また、葉っぱを蝶ネクタイのように配置することで、バランスの取れた可愛らしい雰囲気に仕上げます。

今回の制作ポイント
今回の切り絵は、花や目、鼻、葉っぱの部分を切り抜き、裏側から色紙を貼る「抜き」のデザインになります。
そのための図案作りでは、まず線で形を描き、切り抜く部分を塗りつぶして仕上がりをイメージしていきます。

今回のうさぎでは顔の輪郭に毛のアクセントをいれてみました。

フォトショップで図案準備作業
フォトショップを使って図案の仕上げ準備をしていきます。
フォトショップがない場合は代わりにフリーソフトで「GIMP」や「Photopea」等でもできます。
スキャンします
出来上がったラフはスキャンしてデータ化し、フォトショップで読み込みます。
デジタルデータにすることで、調整や加工がしやすくなります。

スキャナーが自宅に無い場合はコンビニにもありますよ。
データの調整
フォトショップに読み込んだデータは、まず画像を反転させます。
これは、カット作業を裏面から行うため、図案が正しく仕上がるようにするためです。

次に、カットしやすくするために、画像の濃度を50%に調整します。
こうすることで、印刷した際に線が薄くなり、切り終わった後も仕上がりがきれいになります。
紙とプリント
コージーはプリントに「伊勢和紙 雪色」を使用します。

和紙ならではの風合いが作品に温かみを加えてくれます。プリントは裏面に行います。

プリントは裏面にするがポイントだよ
カット作業を裏側から行うことで、表面をきれいな状態のまま仕上げることができます。
プリントが完了したら、次はいよいよカッティング作業に入ります。
かわいい表情に仕上げるカッティングのコツ
印刷した図案をカッターマットの上にセットし、カッターで丁寧にカットしていきます。
カットの手順
カットは内側の小さいものから進めていきます。

色のついている面を切り抜いていくんだよ。

曲線の部分は焦らず、ゆっくりと刃を動かすのがポイントです。
内側を切り終えたら、外側=輪郭をカットしていきます。


動物モチーフを華やかにする色パーツの作り方
切り絵の仕上がりを鮮やかにするため、色パーツを作ります。
スキャン
まず、カットした図案をスキャンします。
このとき、カットした図案の白い紙の上に黒い紙を重ねてスキャンすると、切り抜いた部分の境目がはっきりと見えるようになります。
白い紙だけでスキャンすると、切り抜いた部分が分かりにくくなるため、この方法がおすすめです。
色付け
スキャンしたデータをフォトショップで読み込み、各パーツごとにパスを作成して色をつけていきます。
また主体のうさぎを認識しやすくするために背景にはとりあえず茶色をおきました。
ペンツールを使って選択範囲を作り、そこに好きなカラーをのせていきます。

花や葉の色合いを工夫すると、仕上がりに個性が出て楽しくなります。

同系色で変化をつけていっても綺麗だよ
グラデーションや淡い色を取り入れることで、より表情豊かな作品になります。

色パーツのプリント
すべてのパーツに色をつけ終えたら、プリントの準備をします。
プリントする際は、切り抜いた図案のデータのレイヤーのチェックを外し、色パーツだけが印刷されるように設定しましょう。

こうすることで、不要な線が入らず、きれいな色パーツを作ることができます。
今回は「伊勢和紙 雪色」を使用しましたが、作品の雰囲気に合わせて好みの紙を選ぶのも楽しいですよ。
うさぎの色パーツの貼り合わせ
プリントした色パーツをカットして貼り合わせていきます。
貼り合わせの手順
貼り合わせるパーツなので、形を崩さないよう慎重にカットしましょう。
カットした色パーツは、線画の切り絵に丁寧に貼り付けていきます。

貼り合わせるのはカットした裏側だよ、注意してね!

のりを使い、ズレないように注意しながら、ピンセットを活用して慎重に貼り合わせると、きれいに仕上がります。

うさぎと背景紙と貼り合わせ
仕上げに、完成した切り絵を背景紙に貼ります。
今回は、グラデーションの背景を作り、作品をより華やかに仕上げました。
最後に、フォトフレームなどにセットすれば完成です。

背景の色や質感によって作品の雰囲気が大きく変わるので、いろいろ試してお気に入りの組み合わせを見つけてみてください!
背景紙と貼り合わせて作品が完成する様子を読み終えたところで、自分の手で作るための図案と作り方を今すぐ受け取っておくと、そのまま制作に取りかかれます。
可愛いうさぎや動物たちを、あなたも手作りしてみませんか?

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今回のうさぎの切り絵はいかがでしたか?
「私もこんな風に可愛い動物を切ってみたい!」と思った方は、ぜひご自身の手で作品づくりを楽しんでみてください。

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他のかわいい動物の切り絵の作り方はこちら
うさぎ以外のかわいい動物の切り絵は次の記事で紹介してます。
ぜひご覧ください。
まとめ
今回は、かわいいうさぎの切り絵を作るための図案作りから仕上げまでの流れを詳しく解説しました。
切り絵は、シンプルな動物のシルエットでも、花のデザインを加えることで華やかさが増し、より個性的な作品に仕上がります。
ここまでのポイントをおさらいすると、
- 図案作りでは、切りやすさを考えながらシンプルなシルエットを意識する
- フォトショップの活用でデータを反転・調整し、作業しやすくする
- カッティングは焦らず丁寧に進めることで、美しいラインに仕上がる
- 色パーツの準備ではスキャンや色付けを工夫して、より鮮やかに演出
- 貼り合わせを丁寧に行い、最終的に背景紙と組み合わせて作品を完成させる
切り絵は自分のアイデア次第でさまざまなアレンジが楽しめるアートです。
ぜひ、自分だけのオリジナル切り絵を作ってみてくださいね

それでは次回、またお会いしましょう~!
うさぎの切り絵、次はあなたの手で作ってみませんか
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切り絵に向いている動物を紹介。