神社巡りを楽しむ方々にとって、御朱印は旅の記録であり、神様とのご縁を結ぶ大切な証です。
その中でも、近年注目を集めているのが「切り絵御朱印」で、繊細な切り絵の技術を用いた美しいデザインが特徴で、まるでアート作品のような仕上がりです。
こんにちは、切り絵作家歴15年、フランス「サロン・ドートンヌ展」、「美の起原展」など国内外での展示実績を持つファンタジー切り絵作家コージーです。
この記事では切り絵御朱印の魅力や東京でいただけるおすすめスポット、そして実際に田無神社を訪れた体験を交えながらご紹介します。
ご自宅で御朱印風の切り絵作りも楽しめますので、ぜひ最後までご覧ください。

切り絵御朱印とは?
切り絵御朱印。それは、伝統とアートが出会う、とても美しい御朱印のかたち。
墨と朱印で構成される従来の御朱印とは少し違い、和紙を繊細に切り抜いて生まれる立体感と陰影、そして季節や神仏のモチーフを込めた図案が魅力です。
この東京にも、切り絵御朱印を頒布している神社やお寺がいくつもあります。

それぞれの場所で大切に育まれている切り絵御朱印は、まるで一枚の作品のように、訪れる人の心に残ります。
今回は、東京都内で出会える“美しい祈りの紙片”たちを、巡ってみましょう。
切り絵御朱印のおすすめ神社・お寺|中野・新宿エリア
沼袋氷川神社(中野区)
中野区の住宅街にたたずむ、緑に囲まれた氷川神社。こちらでは毎月限定デザインの切り絵御朱印が登場し、参拝者の間で大人気です。

干支や自然、祭礼にちなんだテーマが多く、デザイン性が高く丁寧なつくり。500枚限定で、月初めから授与され、早めに行かないと完売してしまうほど。

アクセス: 西武新宿線「沼袋駅」より徒歩約5分
感通寺(新宿区)
静かな街並みにある日蓮宗のお寺、感通寺。

ここでは動物や四季の風景をモチーフにした切り絵御朱印が人気で、うさぎ、鳥、羊など、思わず微笑んでしまうようなあたたかみのある図案が魅力。

郵送対応もあるので、遠方の方でも手にすることができます。
アクセス: 東京メトロ東西線「早稲田駅」より徒歩約5分
瑞光寺(新宿区)
牛込柳町駅すぐそばにある、こちらも日蓮宗のお寺。

季節ごとに変わるカラフルな切り絵御朱印が魅力で、干支や仏教モチーフが取り入れられています。

明るくモダンな印象の御朱印が多く、飾っておきたくなるような一枚に出会えるかもしれません。
アクセス: 都営大江戸線「牛込柳町駅」より徒歩0分
花園神社(新宿区)
新宿の中心に位置し、芸能の神様としても知られる花園神社では、季節ごとに美しい切り絵御朱印が頒布されています。


例大祭や行事に合わせたデザインもあり、新宿という都会のど真ん中で“美しい和”に出会える貴重なスポットです。
アクセス: 各線「新宿三丁目駅」より徒歩2分
法輪寺(新宿区)
早稲田の町にたたずむ法輪寺。

こちらでは季節や行事にちなんだ切り絵御朱印が授与されており、時期によってさまざまな図案を楽しむことができます。

境内は静かで落ち着いた雰囲気。丁寧に作られた御朱印を受け取る時間も、参拝の楽しみのひとつです。
静かな境内で、ゆったりと御朱印を受け取る時間も魅力です。
アクセス: 東京メトロ東西線「早稲田駅」より徒歩約5分
善国寺(新宿区)
神楽坂のランドマーク的存在、毘沙門天を祀る善国寺。

ここで頒布される切り絵御朱印は、毘沙門天と寅をテーマにしたものなど、力強く荘厳な印象が漂います。

観光客も多く訪れるスポットなので、神楽坂散策とあわせて楽しむのもおすすめです。
アクセス: 東京メトロ東西線「神楽坂駅」より徒歩約2分
切り絵御朱印のおすすめ神社・お寺〜文京・中央エリア
源覚寺(文京区)
「こんにゃく閻魔」の名で親しまれる源覚寺。

ここでは、閻魔大王や阿弥陀如来をモチーフにした切り絵御朱印が頒布されています。
特に印象的なのは「蒟(こんにゃく)」の文字の中に、閻魔大王の冠や目を忍ばせたデザイン。

遊び心と信仰が同居する、ユニークな一枚です。
アクセス: 東京メトロ丸ノ内線・南北線「後楽園駅」より徒歩約5分
小網神社(中央区)
強運厄除けの神社として有名な小網神社では、切り絵御朱印「喜利絵(きりえ)御朱印 弁財天」を通年で頒布。

細やかに切り抜かれた蛇や稲穂、龍など、縁起の良いモチーフが美しく組み込まれています。

小さな境内ながら、参拝者が絶えない人気の神社。

御朱印も通年でありながら数量限定なので、早めの参拝がおすすめです。
アクセス: 東京メトロ日比谷線・都営浅草線「人形町駅」より徒歩約5分
御朱印帳に自分だけの一枚を添えたい方には、龍の切り絵デザインもおすすめです。
切り絵御朱印のおすすめ神社・お寺〜台東・多摩エリア
谷中 観音寺(台東区)
谷中の落ち着いた路地にある観音寺。

こちらでは動物や仏教にちなんだモチーフを用いた切り絵御朱印が頒布されています。

かわいらしい猫やふくろう、仏様をかたどった図案など、やさしさがにじむデザインが魅力。
切り絵は手作業で仕上げられており、季節によってもデザインが変わります。
谷中散策の合間に、立ち寄ってみたい心和むお寺です。
アクセス: 東京メトロ千代田線「千駄木駅」より徒歩約7分
一乗寺(台東区)
台東区にある一乗寺では、季節や仏教にちなんだものから、動物モチーフまで幅広いデザインの切り絵御朱印が頒布されています。

猫や鳥、パンダといった動物たちが登場することもあり、親しみやすさとユーモアのある図案が人気です。

中には、風景や花、仏様をあしらった静かな趣のある御朱印もあり、訪れるたびに異なる世界観を味わうことができます。
紙の色づかいや切り抜きの精度にも定評があり、一枚の作品として大切にしたくなるような御朱印ばかりです。
アクセス: JR山手線「鶯谷駅」より徒歩約8分
田無神社(西東京市)
東京西部の守り神として崇敬を集める田無神社。

龍神信仰でも知られ、ここでは切り絵を用いた御朱印が特に人気です。
青龍、白虎、朱雀、玄武など、四神をテーマにしたシリーズが頒布されており、色や構図も一つひとつ異なるのが特徴。

参拝のたびに異なる御朱印と出会える楽しさもあり、遠方から訪れる人も多いです。
アクセス: 西武新宿線「田無駅」より徒歩約6分
田無神社をはじめ各地の四神や龍神をモチーフにした切り絵御朱印を見て、自分でも切り絵を始めてみたいと思った方に、無料図案と入門書が届く特典があります。
過去に切り絵御朱印の授与実績がある寺社
現在は頒布されていない、あるいは不定期頒布となっているものの、過去に美しい切り絵御朱印が頒布された神社やお寺もあります。
運が良ければ再開の機会に出会えるかもしれませんので、公式サイトやSNSの情報を時折チェックしておくのもおすすめです。
金王八幡宮(渋谷区)
渋谷の歴史ある八幡様。過去には秋の風景をイメージした切り絵御朱印が頒布されていました。

尾久八幡神社(荒川区)
季節にあわせた草花や風景の切り絵御朱印が登場し、地域の参拝者に親しまれていました。

根津神社(文京区)
つつじの名所として知られる神社で、過去には花や鳥をモチーフにした繊細な切り絵御朱印が授与されていました。

タワー大神宮(港区・東京タワー内)
東京タワーに鎮座する神社。限定的にモダンな切り絵御朱印が頒布されたことがありました。

下谷神社(台東区)
稲荷神を祀る神社。狐や鳥をあしらった切り絵御朱印が過去に登場しています。

長運寺(台東区)
浅草にある寺院で、仏教にちなんだ図案の切り絵御朱印が過去に頒布されていました

切り絵御朱印を楽しむためのポイントと注意点
御朱印の授与時間を確認しよう
神社によって御朱印の授与時間が異なるため、訪れる前に公式サイトやSNSで最新情報を確認しておくことが大切です。

また、特別な御朱印は限定期間や数量限定で頒布されることが多いため、事前にチェックしておきましょう。
マナーを守って参拝しよう
御朱印をいただく前に、必ず参拝を行いましょう。
神社は信仰の場であり、御朱印は単なるコレクションアイテムではなく、神仏とのご縁を結ぶものです。
静かに心を込めて参拝し、神職の方々への感謝の気持ちを忘れずに。
切り絵御朱印の保管方法|せっかくの一枚を美しく残すコツ
切り絵御朱印は、通常の御朱印以上に紙が薄く、繊細な作りになっているものがほとんどです。
せっかく心を込めて選んでいただいた一枚を、うっかり折ってしまったり、湿気で波打たせてしまったりするのはとても悲しいですよね。
ここでは、いただいた切り絵御朱印を美しいまま長く楽しむための保管方法を、手軽なものから本格的なものまで3つご紹介します。
クリアファイルでの一時保管
いただいてすぐ、自宅に持ち帰るまでの間や、飾る場所が決まるまでの一時保管には、クリアファイルが手軽で便利です

- 硬めの厚紙やクリアファイルに挟むことで、カバンの中でも折れ・型崩れを防げます
- 特に透かし細工が入った切り絵御朱印は繊細なので、直接指で触れる部分を最小限にするのがポイントです
- 100円ショップなどで手に入る「御朱印用クリアファイル」を1枚用意しておくと、参拝のたびに持ち歩けて安心です
あくまで「持ち運び用・一時保管用」と考え、長期間このままにしておくのは避けましょう。

専用の御朱印帳・御朱印ケースを使う
切り絵御朱印は台紙ごといただくことが多く、通常の御朱印帳に貼り付けるタイプではない場合がほとんどです。
そのため、複数枚集める方には、切り絵御朱印専用の「御朱印ケース」や「見開き御朱印帳(ポケットファイル型の御朱印帳)」がおすすめです。
これは『見開き御朱印帳』とも呼ばれ、台紙ごといただく切り絵御朱印をそのまま挟み込める仕様になっています
- ポケットタイプなら、糊付けの手間がなく出し入れも自由なので、後で並び替えたり額装用に取り出したりするのも簡単です
- 桐箱タイプの御朱印ケースは、湿気や日光を避けられるため、長期保管にも向いています
- 保管場所は、直射日光が当たらず、湿度が低めの場所を選ぶと、紙の劣化や色あせを防げます
「とりあえず集めていく段階」の方には、まずこのポケットファイル型が一番始めやすい方法です。

額装して飾る
そして、いちばんおすすめしたいのが「額装して飾る」という選択です。
切り絵御朱印は一枚一枚が繊細なアート作品でもあるので、しまい込んでしまうにはもったいないもの。
お気に入りの一枚は、ぜひ額に入れて、日常の中で眺められる形にしてあげてください。
実は、この記事の後半でもご紹介している額装の実演は、まさにこの「保管」の延長線上にあるものです。

ケースに保管する派の方も、思い入れのある一枚だけは額装して飾ってみると、切り絵御朱印の魅力がぐっと引き立ちます。
具体的な額装のやり方は後ほど詳しく解説していますので、ぜひそちらも参考にしてみてください。
御朱印を額装して飾る楽しみ方を知ったところで、自分の手で切り絵作品を作って飾りたくなった方には、作品の飾り方アレンジまでわかる特典が役立ちます。
田無神社で出会った龍の御朱印
田無神社の歴史
田無神社(西東京市)は、鎌倉時代に創建され、当初は「尉殿権現」と称されていました。
江戸時代の17世紀に現在の場所へ遷座し、その後、明治時代に社名を改め「田無神社」となりました。
特に龍神信仰が深く根付いており、境内には美しい木々が生い茂り、落ち着いた雰囲気の中で参拝ができます。

田無神社境内を散策
田無神社の境内には、歴史を感じる見どころがたくさんあります。
まず目に入るのは、立派な鳥居。そこをくぐると、静かな参道が広がり、左右には御神木や社殿へと続く道が整えられています。

境内の中心には、立派な本殿が鎮座し、その周りには龍神を祀る祠(ほこら)や、四神にちなんだ像が配置されています。
特に、青龍・白虎・朱雀・玄武の像は、それぞれ方角を守る存在として祀られ、訪れるたびに新たな発見があります。

また、境内の一角には、厄除けや開運を祈願するための「龍神池」もあり、水面に映る木々の緑が美しく、心が落ち着く空間になっています。

参拝を終えたら、境内をゆっくり散策しながら、自然と神聖な空気を感じてみるのもおすすめです。
田無神社の御朱印切り絵
田無神社の切り絵御朱印は、龍が大胆に描かれたデザインが特徴です。
金色や青色など、バリエーションも豊富で、それぞれの色には異なる意味が込められています。

細やかな切り込みが施され、光に透かすとより美しく見える仕上がりです。
御朱印切り絵を作ってみよう!

もちろん!基本の道具と少しのコツがあれば、オリジナルの御朱印風切り絵を作ることができるよ。一緒にやってみよう!

私でも作れるかな?

大丈夫!手順をじっくり解説していくよ。
モチーフは龍
龍をテーマにした御朱印風の切り絵を作ってみました。
龍は昔から神聖な存在として大切にされていて、水や雨を司る神獣とも言われています。
田無神社を訪れたとき、その神秘的な雰囲気に影響を受けて制作してみました。

道具と材料について
龍の切り絵をつくる道具と材料です。
デザインナイフ
切り絵にはデザインナイフが最適です。
普通のカッターナイフより圧倒的に切りやすいです。

カッターマット
切るのに必須の道具です。
作業机を痛めることなく切ることができます。
100均でも売っています。

紙
上質紙を使います。
紙の厚さですが特厚口か厚口が最適です。

のり
図案の貼り合わせに使います。

絵の具と筆
切った図案の色付けに使います。


道具と材料、やり方については下記の記事でも詳しく解説しています。ぜひご覧ください。
龍の切り絵をA5サイズでつくってみよう
今回、作りやすいA5サイズで制作します。
小さすぎず、大きすぎず、楽しく作れるちょうどいいサイズ感です。
今回の制作ポイント
白い紙にシルエットの龍の図案を描き、それを切り抜いて仕上げていきます。

龍の文字もデザインに取り入れてみました。

龍の図案をプリント
図案をプリントします。

龍の図案をカット
プリントした図案をカットしていきます。
黒い部分を切り抜いていきます。

龍に色を塗る
同じサイズの紙を用意して、それに色を塗っていきます。
切った図案をコピーして、その上に紙を重ねて色を塗っていきます。
切った図案をコピーしてそれを紙に重ねて使うと、図案の原画が痛むことがありません。

色を塗ったらその紙をざっくりと切って貼り合わせていきます。

貼り合わせていったん完成です。

額装しよう
完成した切り絵を美しく飾るために、額装してみましょう。
額装前に青い色紙と合わせて龍を引き立ててみました。

作品の魅力が引き立ち、長く楽しむことができます。
額はシンプルな木製フレームや、和の雰囲気に合うものを選ぶと、作品がより映えます。
ガラス付きの額縁を使えば、ホコリや湿気から作品を守ることもできます。
壁に飾るだけでなく、立てかけてインテリアとして楽しむのも素敵です。

自分の作品を飾ることで、制作の達成感も味わえます。
楽しんで作ることが何より大切。自由な発想で、自分だけの御朱印切り絵を作ってみてください!
デザインナイフや紙選びから貼り合わせ、額装までの流れを見て、自分でもできそうと感じた方に向けて、道具の使い方や作り方を動画で学べる特典があります。
龍の図案無料プレゼント

今回制作した龍の切り絵図案を無料プレゼント!
今回ご紹介した龍の切り絵図案を含む「切り絵つくり方本、動画3本、図案」の5大特典をプレゼントしています。
ご自宅での制作にぜひご活用ください。

龍の図案色々
他にも龍の図案をご用意してます。
こちらもぜひご覧ください。
まとめ
- 切り絵御朱印は、伝統的な御朱印にアートの要素を加えた新しい楽しみ方。
- 東京には田無神社、花園神社、瑞光寺、小網神社、感通寺など、美しい切り絵御朱印を頒布する神社やお寺が点在。
- 参拝時はマナーを守り、御朱印の授与時間を事前に確認。
- 自分で切り絵を制作することで、御朱印への理解が深まる。
- 繊細な美しさと神秘的な魅力を持つ切り絵御朱印の世界をぜひ体験してみてください。

それでは次回またお会いしましょう。
切り絵御朱印から一歩進んで、自分でも切り絵を作ってみませんか
東京各地の切り絵御朱印を眺めて、繊細な美しさに心を惹かれた方も多いはずです。道具の選び方から作り方、飾り方までを無料の図案・入門書・動画でまとめて学べる特典があります。不器用でも大丈夫か不安な方こそ、まずは無料特典から始められます。





















コージー、御朱印の切り絵って自分でも作れるの?