
それはワクワクするね!早く始めたいな!
かわいい猫の切り絵の作り方を、初心者でもわかりやすく丁寧に解説します!
図案を切り抜き、そこに色パーツを丁寧に貼り合わせていくことで、愛らしい猫の切り絵が完成します。
私、コージー・ノア・ダニエルズは切り絵作家として10年、アクリル画で20年のキャリアを持ち、国内外の公募展での入選や展覧会への出展を通じて、幅広い活動を行ってきました。

楽しく作業を進めながら、かわいいデザインに仕上げましょう!
用意する材料と道具

まずは、猫の切り絵を作るために必要な材料と道具を準備してみよう!
紙
図案の主線には画用紙や上質紙を使います。
そして色パーツを作るための紙。
こちら、コージーは伊勢和紙を使用しますが、手元にある画用紙などでもOKです。

トレッシングペーパー
色パーツを切る際に使用します。

絵の具
カラーインクやアクリルガッシュ、普通の水彩絵の具が使えます。
コージーはカラーインクを使用していますが、お好みの絵の具で大丈夫です。

カッターマット
安全でスムーズに作業を進めるための必需品です。

カッター
コージーはデザインナイフを2種類使い分けています。細かい部分を切る際に便利です。

のり
コージーは「PITアクア」という液体のりを使用していますが、他の液体のりやスティックのりでも対応可能です。

ライトテーブル
ライトテーブルのサイズはA4以上が望ましいですが、小さくても大丈夫です。

ライトテーブルがない場合は、透明ファイルケースとスマホのライトを使って簡易的に代用できます。

図案をカット

猫の図案をカットしていこう。気に入った図案の猫をカットしてもいいし、自分で描いた図案をカットしてもいいよ

どっちも楽しそう!自分で描いた図案をカットするのはちょっとドキドキするけど、挑戦してみたいな!

お気に入りの猫の写真があれば、それを図案にアレンジしてみるのも楽しいね。

それいいね!写真を元にしたら、うちの猫も切り絵で作れるかも!すごく楽しそう!
図案の作り方
ラフスケッチを描く
鉛筆やシャーペンを使って、まずは猫の頭や体を大まかに描いていきましょう。

曲線を意識することで、柔らかで優しい印象のデザインに仕上がります。
全体のバランスを見ながら、手足やしっぽを自然な流れで加えていくのがポイントです。

参考として猫の図案画像を見たり、写真を活用するのもおすすめです。

それをヒントにしながら、自分のイメージを膨らませて自由に描いてみましょう。
オリジナルのデザインを作る楽しさを味わってください!
清書して線を整える
ラフスケッチが完成したら、筆ペンやサインペンで清書します。
線に強弱をつけることで、猫の毛並みや立体感を表現できます。

目や耳などの特徴を丁寧に描き込み、猫の表情に個性を加えましょう。
カットの仕方
切り絵のカット作業は、細かい部分から慎重に進めていきましょう。
小さい部分からカット
細かい箇所や内側の部分からカットを始めると、全体のバランスが崩れにくくなります。

紙を回して切りやすいポジションを確保
カッターを無理に動かすのではなく、紙を回しながら自分が切りやすい方向に調整してください。

これにより、滑らかな線を保ちながらカットできます。

切り抜き完成
また図案カットについては下記動画でも詳しく解説しております。
色パーツの作り方

まめ、色パーツを作るときは、ライトテーブルを使うと便利だよ。和紙を重ねて線画を透かしながら着彩していくんだ。

ライトテーブルがない場合はどうしたらいいの?代わりになるものとかあるのかな?

透明ファイルケースとスマホのライトを使えば簡易ライトテーブルになるよ!これで線画がしっかり透けて見えるから安心して作業できるよ。

それなら私でもできそう!和紙に色を塗るのも楽しみだな!
色パーツは、切り絵に彩りと深みを加えるための重要なステップです。
以下の手順で丁寧に進めましょう。
線画をコピーする
まず、元の線画を複数枚コピーします。
失敗したときの予備としてや、複数パーツを同時に作業する際に便利です。
コピーした線画の上に紙を重ねる
コピーした線画をライトテーブルに置き、その上に紙を重ねます。
コージーは和紙を使います。


ライトテーブルがない場合は、透明ファイルケースにスマホのライトを使うことで代用可能です。

ライトを点灯させると、線画が和紙に透けて見えるので、和紙の位置を調整します。

着彩
ライトを通して透けて見える線画の輪郭に沿って、紙にカラーインクで着彩します。
コージーはカラーインクで着彩していきます。


注意点
各パーツを塗る際には、和紙の位置を少しずつずらして作業してください。
これは、隣り合うパーツ同士の色が混ざらないようにするためです。

背景の紙は面積も大きいので別の紙を用意して塗っていきます。

このプロセスを慎重に行うことで、色鮮やかで完成度の高い切り絵に仕上がります。
自分のペースで、楽しみながら作業を進めてください!

色パーツの切り方
色パーツを切り出す作業は、切り絵の仕上がりを左右する重要なステップです。
以下の手順で進めていきましょう
線画を準備する
スキャンした線画をトレッシングペーパーに複数枚プリントします。

スキャンが難しい場合は、線画のコピーを用意し、その上にトレッシングペーパーを重ねて、鉛筆でラインを丁寧になぞりましょう。
着彩した紙に線画を重ねる
色を塗った紙の上に、トレッシングペーパーに描いた線画を重ねます。
トレッシングペーパーがずれないように、軽くテープで固定するのがおすすめです。


カット作業を進める
トレッシングペーパーの線を目安に、上から下の紙まで一緒にデザインナイフで切り抜いていきます。
色パーツの”のりしろ”部分を残すために主線の中心を切っていくイメージで切り抜いてください。

ちなみに切り抜く主体の中に切り抜くパーツがある場合は先に切り抜いておいてください。
今回は”目と鼻”は先に切り抜いています。
こうして切り出した色パーツを集めることで、切り絵全体に鮮やかなアクセントを加える準備が整います。

作業中は、無理に力を入れず、ゆっくり進めることが成功のコツです!
色パーツの貼り方
切り出した色パーツを線画に貼り付けていきます。
以下の手順で慎重に進めましょう。
のりを塗布する
線画の裏側に、適量ののりを丁寧に塗ります。
液体のりを精密ドライバーの先に少量ずつつけて、点々と塗布していくとムラなく仕上がります。

色パーツを貼り付ける
切り出した色パーツを、線画の位置に合わせて貼り付けます。
この際、ズレないように慎重に作業を進めましょう。

ライトテーブルで確認
ライトテーブルを使用すると、色パーツの位置が確認しやすくなります。点灯させながら、正確に位置を合わせて貼り付けていきましょう。

パーツをすべて貼り合わせたら、表側から全体をチェックして、貼り合わせがしっかりできているか確認しましょう。
ズレや浮きがあれば、この段階で丁寧に修正しておくと、仕上がりがより美しくなります。


仕上げ
切り絵の最終工程では、ヒゲをつけたり、額装をして作品を完成させます。
ヒゲをつける
別の紙を使って、ヒゲを一本ずつ丁寧に切り出します。
コージーはコピー用紙を使ってヒゲを切り出します。
細い形状なので、無理に力を入れず、軽いタッチでカットしてください。
ヒゲを貼る位置のアタリを確認しながら、仮置きして全体のバランスを整えます。
仮置きすることで、仕上がりのイメージがつかみやすくなり、位置の微調整もスムーズに行えます。

ヒゲの裏に少量ののりを付け、ピンセットを使って慎重に貼り付けます。
細かい作業なので、焦らずゆっくりと進めましょう。

額装する
仕上がった切り絵をフレームに入れて飾りましょう。
額装することで、作品がより引き立ち、インテリアとしても楽しめます。
これで、愛らしい猫の切り絵が完成です!飾ったり、プレゼントにして楽しんでくださいね。

まとめ
今回は、猫の切り絵の作り方について解説しました。
以下のポイントを押さえておきましょう
- 道具の準備が大切です。紙やトレッシングペーパー、カッターマット、デザインナイフ、ライトテーブルなど、必要なものをしっかり揃えて作業を始めましょう。
- 図案は切り絵の土台です。猫の丸いフォルムや動きを取り入れたデザインを意識して描いてみましょう。ハートやプロップスを加えることで、可愛らしいアクセントをプラスできます。
- 作業の切り抜きは慎重に。紙を回しながら切りやすい方向を見つけ、細かい部分から内側を丁寧にカットしていきます。
- 色パーツを丁寧に作成。線画に合わせて紙に色を塗り、位置がずれないように確認しながら慎重に貼り合わせていきます。
- 完成した切り絵を額装して楽しむ。仕上がった作品をフレームに入れると、インテリアとして飾ったり、特別なプレゼントとして贈ることができます。
猫の切り絵作りは、自由な発想と工夫で楽しめるクリエイティブな時間です。
ぜひ、あなただけのオリジナルデザインに挑戦してみてください!
それでは、また次回お会いしましょう!
まめ、今回は猫の切り絵を簡単に作る方法を教えるよ!色パーツの作り方から貼り方まで一緒に楽しもう!