寒い冬の日は、あたたかい部屋でゆっくりと手を動かす「切り絵」を楽しんでみませんか?
こんにちは、切り絵作家コージー・ノア・ダニエルズです。
私は切り絵で10年、アクリル画で20年の経験を積み、国内外の公募展での入選や展覧会への出展など、幅広い活動を行ってきました。

「切り絵 冬 図案」と検索すると、多くの素敵な雪の結晶が出てきますが、実は冬のモチーフはそれだけではありません。
この記事では、簡単なシルエットの切り絵「雪の結晶」「サンタクロース」「クリスマスツリー」はもちろん、少し背伸びしたくなる「雪だるまとかまくら」や「モミの木の風景」まで、冬を彩る切り絵の世界を幅広くご紹介します。
「不器用だからできるか不安…」 「どんな紙を使えばきれいに仕上がるの?」
そんな疑問にも、実際に制作している視点から道具選びや失敗しないコツを丁寧に解説します。
完成した作品をインテリアとして飾れば、冬の寒さも少し好きになれるはずです。
目次
冬の切り絵を楽しむために必要な道具と紙選び

道具や材料をじっくり解説するよ。
切り絵は「紙」と「刃物」があればすぐに始められるのが最大の魅力です。
しかし、弘法筆を選ばず…とは言いますが、初心者こそ「道具選び」が仕上がりを大きく左右します。
まずは基本の道具を揃えましょう。
必須アイテム:これだけあれば始められる
カッター(デザインナイフ)
細かい図案を切るなら、普通のカッターではなくデザインナイフが必須です。
細い柄のものや太い柄のものがあり、一般的には「細い柄=細かいカット向き」「太い柄=大きなカット向き」と言われていますが、自分で使いやすいほうで良いと思います。
ちなみにコージーは細い柄の「NTデザインナイフ DS-800P」をメインで使っています。

カッターマット
机を傷つけないだけでなく、刃の滑りを良くします。
サイズはA4でも十分ですが、作品サイズが大きくなってきたらA3にするのもありです。

紙
折り紙、色画用紙、上質紙など色々あります。
特に重要なのが「紙」です。モチーフや絵柄に合わせて使い分けてみてください。


カラー切り絵にステップアップ

色付きの切り絵を作るのに必要な道具を紹介するよ。
慣れてきたら、色を使った切り絵にも挑戦してみましょう。
以下の道具があると便利です。
色紙、染め和紙、千代紙
カラー切り絵で色パーツを作るのに使います。図案に貼り合わせたり、台紙として使ったりします。



トレーシングペーパー
色パーツを作る際のアタリ線(下書き)をとるのに使います。

のり(液体のり、スティックのり)
切り抜いた色パーツ(色紙を切ったもの)を貼るのに使います。

ピンセット
色パーツを正確な位置に貼り合わせるのに使います。
なくても貼れますが、あると作業効率が格段に上がります。

【無料図案】冬の切り絵「図案」コレクション

無料図案プレゼント!
ここでは、すぐに使える図案をまとめました。
シルエット図案
シンプルなシルエットの図案です。
雪の結晶
シダ模様の結晶
シンプル六花

冬のシルエット
サンタクロースのシルエット
クリスマスツリーのシルエット

カラー切り絵の図案

ステップアップして作るカラー切り絵図案だよ。
シンプルなシルエット図案の切り絵からステップアップしてカラー切り絵にチャレンジしてみましょう。
冬ならではのモチーフは、モノクロ(黒い紙×白い台紙)でも非常に映えます。
かまくらと雪だるま
日本の冬らしい風景。
かまくらの中から漏れる明かりを、黄色い和紙を裏から貼って表現するのも素敵です。

北欧風の冬の森(モミの木)
モミの木の風景。
白い紙でカットすると素敵な風景切り絵になります。

クリスマス
出来上がった作品は飾るだけでなく、カードにしてプレゼントに添えるのもおすすめです。
- サンタクロース
- トナカイ
- クリスマスツリー


お正月
新年を迎える準備に、縁起物の切り絵はいかがでしょうか。
だるまの表情や松竹梅の細かい模様も、カッターなら思いのまま。玄関やリビングに飾って、お正月気分を盛り上げましょう。
- だるま
- 鏡餅
- 松竹梅


【実践】図案をプリントして作ってみよう!制作手順の解説

私でも作れるかなぁ~

手順通りやれば大丈夫!じっくり解説していくよ。
ダウンロードした図案を使って、実際に作品を作ってみましょう。
シルエット切り絵の作り方
まずはシンプルにシルエットの図案をカッター(ザインナイフ)で切ります。
今回は雪の結晶の切り絵を作っていきます。
図案をプリントする
使いたい雪の結晶の図案を選び、A4用紙などにプリントします。
作りたいサイズに合わせて倍率を変えて印刷するのがポイントです。
カットする紙を用意します。
今回、コージーは水色の色紙を用意しました。

テープ止めする
プリントした紙を色紙に重ねてテープ止めします。

カッターで切っていく
図案の線に沿って、丁寧にカットしていきます。

完成
全て切り終えれば完成です。

そのまま壁に貼ったり、ラミネートして飾ったりして楽しみましょう。

同じ手順でサンタクロースとクリスマスツリーも作ってみましょう。

カラー切り絵の作り方

カラー切り絵にチャレンジ!
次はカラー切り絵の作り方です。
「かまくら」の図案を例に進めます。
プリントする
「かまくら」の図案をプリントします。
図案をテープ止め
黒い画用紙(または上質紙)の上に、プリントした図案用紙を重ねます。
作業中にズレないよう、四隅をホッチキスやマスキングテープでしっかりと固定します。

カットしていく
図案の「白い部分(切り抜く部分)」をデザインナイフで切り抜いていきます。
細かい部分から先に切り、最後に大きな輪郭を切ると紙が破れにくいです。

全て切り終えたら、プリントした用紙(型紙)を外します。これで黒い枠画の完成です。

「目」は後でペンで描くので顔ごとカットしたください。
型取り
ここから色付けです。
色を入れたい部分(かまくらの内側や明かりの部分)の上にトレーシングペーパーを重ね、鉛筆で輪郭をなぞります。

これが「色パーツの型紙」になります。

パーツごとにトレペの位置をずらしていくのがポイントです。
色パーツをつくる
なぞったトレーシングペーパーを、貼りたい色紙(和紙や千代紙、セロファンなど)に重ねてカットします。

図案に貼り合わせ
切り抜いた黒い台紙を裏返し、作成した色パーツをのりで貼り付けます。

のりは点描を打つように塗っていくのがコツです。

表に返して、色がきれいに入っていれば完成です!

目はペンで描いてくださいね。

同じ手順で北欧風の冬の森(モミの木)の風景を作ってみましょう。
図案を白い紙に重ねてカットすると素敵な風景切り絵になります。


初心者でも失敗しない!きれいに仕上げるコツとポイント

切り絵にはちょっとしたコツで作品クオリティが上がるよ
「線がガタガタになってしまう」「細かい部分がちぎれてしまった」 そんな悩みを持つ方へ、作品のクオリティを一段上げるためのテクニックを紹介します。
カッターを使うときの鉄則
紙ではなく、マットを回す
刃の進行方向を変えるのではなく、紙の方をくるくると回して、常に「上から下へ」引くように切ると線が安定します。

内側から先に切る
内側からカットするのが切り絵の鉄則です。
広い面積や輪郭線を先に切り抜くと、紙の強度が落ちて、後から中の細かい部分を切るときにヨレてしまいます。

「輪郭線は最後」と覚えましょう。
作った後も楽しい!冬の切り絵のおしゃれな飾り方実例

飾り方を考えるのも楽しいね!
切り絵は作って終わりではありません。
飾ってこそ、その真価を発揮します。特に冬の切り絵は「光」との相性が抜群です。
窓辺に貼って楽しむ
雪の結晶などは、窓ガラスに直接貼るのがおすすめです。

外の景色(雪景色なら最高ですが、青空でも)を背景に、白い切り絵が浮かび上がります。
霧吹きで少し湿らせて貼る方法や、剥がせる両面テープを使いましょう。
コクヨの「引っ付き虫」を使って貼るときれいにできます。
フレームに入れてアートとして
黒い紙で切った作品は、木製のフレームに入れるだけで立派なインテリアになります。
背景に冬らしい色の紙(深い青やグレー)を敷くと、コントラストが効いてモダンな雰囲気になります。

白い紙でつくったモミの木の切り絵は両面透明フレームにいれて飾っても素敵です。


モビールにして動きを楽しむ
糸で吊るしてモビール(ガーランド)にするのも人気です。
暖房の風でゆらゆら揺れる雪の結晶は、見ていて飽きません。

まとめ
冬の切り絵は、少ない道具で誰でも気軽に始められるアートです。
基本的な「雪の結晶」から始めて、慣れてきたら自分だけの「冬の物語」をカッターで切り出してみてください。
- まずは道具を揃える(特に紙選びで楽しさが変わる!)
- シルエット図案の切り絵でデザインナイフの使い方に慣れる
- 切るときは内側からカットする
- 完成したら光の当たる場所に飾ってみる
寒い冬、家の中でじっくりと紙と向き合う時間は、意外なほど心が落ち着く贅沢なひとときになります。
ぜひ、今年の冬はオリジナルの切り絵で部屋を彩ってみてください。

寒い冬をお家で切り絵を楽しんでみましょう。それでは次回、またお会いしましょう。















どんな道具を揃えればいいのかな?