切り絵は、紙とカッターさえあれば誰でも楽しめる身近なアートです。
なかでもハロウィンのモチーフは、かぼちゃやおばけ、こうもりなど遊び心いっぱいで、飾った瞬間にお部屋が季節感たっぷりの雰囲気になります。
私、コージー・ノア・ダニエルズは切り絵作家として10年の経験があり、動物や植物、季節の行事をテーマにした温かみのある作品を日々制作しています。

今回は、初心者の方でも安心して挑戦できる ハロウィンの切り絵図案 をご紹介しながら、作り方をステップごとに解説していきます。
さらに、 無料ダウンロードして使える図案 もご用意しましたので、ぜひ秋の工作に役立ててください。
ハロウィン切り絵について
おすすめのモチーフ
ハロウィンには「かぼちゃ」「おばけ」「こうもり」「魔女の帽子」「くものす」といった、シルエットで楽しめるモチーフがたくさんあります。

形がシンプルなので切りやすく、ひとつだけでも雰囲気が出ますし、複数を組み合わせるとより華やかになります。
初心者でも楽しめる理由
これらのモチーフは直線やなだらかな曲線が多いため、細かい技術がなくても仕上がりが映えやすいのが特徴です。
輪郭を切るだけでも立派な作品になるので、初めての方でも安心して挑戦できます。

道具と材料
切り絵を楽しむために、まずは必要な道具と紙をそろえてみましょう。
特別な道具は必要なく、身近なお店や100均で手に入るものばかりです。初心者の方でも気軽に始められますよ。

おばけを切るなら、やっぱり特別な道具がいるのかな?

ふふ、大丈夫。100均でそろえても立派にハロウィン切り絵が楽しめるから安心してね。
デザインナイフ
切り絵の基本アイテムです。細かい曲線やおばけの裾のひらひらなどを切るときに活躍します。
工作用カッターでも代用できますが、握りやすいデザインナイフのほうが切りやすいですよ。

カッターマット
机を傷つけないために必須のアイテムです。
目盛り付きのものなら紙をまっすぐ置きやすく、作業もスムーズになります。
サイズはA4で十分ですが、大きな作品を作りたいときはA3も便利。
100均でも購入できます。

紙(図案用・黒い紙)
下絵をトレースして切り抜くベースになる紙です。
厚すぎない画用紙程度の黒紙が使いやすく、仕上がりもきれいに見えます。100均でも手に入るので便利です。

折り紙(色パーツ用)
かぼちゃのオレンジや夜空の紫など、色を差し込むための紙です。
折り紙や和紙を用意すると、仕上がりがぐっと華やかになります。

色画用紙(背景用)
切り抜いた図案を貼り合わせる背景に使います。
黒いシルエットがくっきり映えるので、オレンジや紫などハロウィンらしい色を選ぶと雰囲気が出ます。
100均の色画用紙でバッチリです。

トレーシングペーパー(色パーツの型取り用)
図案を写して色紙を切り出すときに使います。
透明度が高いので線をきれいにトレースでき、重ね貼りもスムーズです。

糊(色パーツの貼り合わせ用)
切り抜いた黒紙の裏側から色パーツを貼るときに使います。
スティックのりや液体のり、どちらでもOKです。

ピンセット(あれば便利)
細かいパーツを扱うときにあると仕上げがスムーズになります。
必須ではありませんが、あると便利なアイテムです。

額(仕上げ用)
完成した切り絵を飾るときに使います。高価なものを用意しなくても、100均のシンプルな額で十分きれいに映えます。
背景紙と合わせれば作品の雰囲気がぐっと引き立ち、お部屋のインテリアとしても楽しめます。

100均の道具について
100均でも道具は揃えることができます。
詳しくは下記ををご覧ください。
つくりかた
かぼちゃやおばけ、こうもりなど、ハロウィンのモチーフはシンプルな線で構成されているため、初心者の方でも取り組みやすいのが魅力です。
ここでは無料図案を使いながら、下書きから仕上げまでの流れを順番にご紹介します。

ねえコージー、このハロウィンの図案って、ぼくでもちゃんと作れるかな?

もちろん!線がつながっているから切りやすいし、曲線もやさしくしてあるから安心して挑戦できるよ。
下書き図案を準備する
まずは下書きの準備です。
コージーの用意した無料図案をダウンロードしてプリントしてください。

印刷した図案を黒い紙に重ね、テープやホッチキスでしっかり固定します。


紙をきちんと押さえておくことで、作業中にズレる心配がなくなり、落ち着いて切り進められます。

なるほど、紙をちゃんと固定すれば安心なんだね!
切り抜く
図案を固定できたら、デザインナイフを使って切り抜きに入ります。
下書き図案の上からゆっくり刃を入れ、まずは内側の小さな部分から切り始めましょう。
先に細部を仕上げておくと、最後に大きな輪郭を切ったときに全体が安定して見えます。

曲線を切るときは、刃を動かすよりも紙を回すように進めると、スムーズに仕上げられます。


焦らなくて大丈夫。のんびり切れば、かぼちゃもおばけもちゃんと姿を見せてくれるからね。

色パーツの作り方
切り抜きが終わったら、色を入れていきます。
図案の上にトレーシングペーパーを重ね、鉛筆でパーツごとのアタリ線を写していきましょう。


アタリ線を描いたトレーシングペーパーを色紙の上に重ね、その線に沿ってカットすれば色パーツの完成です。



今はまだ色紙を切っただけだね。ここから貼り合わせるとどうなるのかな?
貼り合わせ
切り出した色パーツは図案の裏側から順番に貼り合わせていきましょう。
のりは点描を打つように少しずつつけると、紙が波打たずにきれいに仕上がります。

のりは爪楊枝や精密ドライバーの先につけて、それを図案につけていくと綺麗にできます。
貼り合わせは細かい部分はピンセットを使うと作業がスムーズになりますよ。



のりはちょっとずつ。控えめにつけたほうが、紙もよれずにきれいに仕上がりますよ。
プラスワン図案
帽子とこうもりの図案にも挑戦してみました。
どちらも黒い紙をいかしたデザインになっていて、かぼちゃと同じ手順でつくることができます。

特にこうもりはシルエットだけで形が完成するので、色パーツの貼り合わせ作業は不要です。
シンプルですが、ハロウィンらしさがぐっと出せるモチーフです。


こうもりを切ると、一気に“ハロウィンの夜”って感じがしますよ。
背景仕上げ
最後に背景の仕上げです。
色パーツを貼り終えた切り絵を色画用紙に重ねると、作品の印象がぐっと引き立ちます。
背景をピンクにすればポップで明るい雰囲気に、水色にすれば少し不思議でファンタジーな印象に、茶色を合わせれば大人っぽくシックに仕上がります。



飾る額に合わせて背景紙をカットしておくと、さらに完成度が高まりますよ。

背景の色を変えるだけで、作品の雰囲気がガラッと変わるんだね。いろんな紙で試してみたくなるよ!
飾り方
切り終えたハロウィンの切り絵は、飾り方を工夫することでさらに楽しくなります。

作ったあとは、どこに飾ろうかなって考えるのもワクワクするね!
額装
額に入れると作品としての完成度が一気に高まります。
背景紙と一緒にセットすれば、お部屋のインテリアとして長く楽しめます。
シンプルな100均の額でも十分きれいに映えるので、気軽に試してみてください。

壁や窓にはる
もっと気軽に楽しみたいときは、壁や窓に貼るのもおすすめです。

窓に飾れば外からの光でシルエットが浮かび上がり、夜にはおばけやこうもりが影になって雰囲気を盛り上げてくれます。

壁に貼るときは、コクヨの「ひっつき虫」を使うと紙を傷めずに固定できるので便利です。

モビール
糸でつるしてモビールにすれば、ゆらゆらと揺れる動きが加わって楽しい演出になります。
かぼちゃやこうもり、帽子などを組み合わせると、空間に浮かぶようなハロウィン飾りに。
お部屋のアクセントとして、パーティーのデコレーションにもぴったりです。

図案無料プレゼント

今回制作した図案を無料でプレゼント!
今回ご紹介した ハロウィン切り絵図案(かぼちゃ・こうもり・帽子) を、無料でダウンロードしてお使いいただけます。
ご自宅での制作や、季節の工作、ハロウィンの飾りづくりにぜひご活用ください。

【利用規約・注意】
- この無料図案は、個人での制作・鑑賞・プレゼントなど 非営利目的 に限りご利用いただけます。
- 作品をSNS等に投稿する場合は、出典として「コージー(cozypaperart.com)」と記載いただけると嬉しいです。
- 図案や作品を 商用利用(販売・有料ワークショップでの使用など) することはできません。
- 図案データの再配布、加工しての配布、二次配布は禁止です。
- 学校や地域サークルなど非営利のグループ活動で使用する場合は、事前にご連絡ください。
まとめ
- ハロウィンの切り絵は、かぼちゃ・おばけ・こうもり・帽子・くものすなど身近なモチーフで楽しめる
- 必要な道具は100均でそろえられるので初心者でも気軽に挑戦できる
- 下書き、切り抜き、貼り合わせ、背景仕上げの流れで作品が完成する
- 飾り方を工夫すれば、お部屋がぐっとハロウィンらしい雰囲気に変わる
- 無料図案を活用すればすぐに制作を始められる

楽しんで作ってみてくださいね。それでは次回またお会いしましょう。
ハロウィンのモチーフは線がわかりやすいから、初めてでも切りやすいですよ。