【無料図案】和風の切り絵を楽しむ方法~初心者でもできる作り方!

切り絵は、紙とカッターさえあれば誰でも楽しめる簡単なアートです。

なかでも「鶴」をモチーフにした和風デザインは、気品とお祝いの雰囲気があり、飾った瞬間にお部屋をぐっと華やかにしてくれます。

私、コージー・ノア・ダニエルズは切り絵作家として10年の経験があり、動物や植物、和のモチーフをテーマにした温かみのある作品を日々制作しています。

今回は、初心者の方でも安心して挑戦できる 飛翔する鶴の切り絵図案 をご紹介しながら、作り方をステップごとに解説していきます。

さらに、ダウンロードしてすぐに使える無料図案もご用意しましたので、ぜひ作品づくりに役立ててください。

和風切り絵の魅力

鶴は日本で「長寿」「吉祥」の象徴として古くから親しまれてきました。

「鶴は千年」といわれるように、長生きや繁栄を意味する存在として、お正月飾りや結婚式の図案にもよく登場します。

その優雅に羽ばたく姿は、シルエットだけでも十分に美しく表現でき、切り絵にしたときにすぐ和の雰囲気が出るのが大きな魅力です。

また、鶴のデザインは線を少なくシンプルにしても映えるため、初心者でも挑戦しやすく仕上がりが華やかになります。

背景に金や赤の和紙を合わせればお祝いごとにふさわしい雰囲気に、淡い色の紙を合わせれば上品で落ち着いた印象に。

台紙の色次第で幅広い表現を楽しめるのも鶴モチーフならではのポイントです。

飾るだけでお正月や記念日の雰囲気を演出できるので、インテリアや贈り物にも活用しやすく、和風切り絵の題材として非常におすすめです。

まめ

鶴って、少ない線でもカッコよく見えるんだね!

道具と材料

切り絵を始めるときに必要な道具と紙をご紹介します。

どれも身近なお店や100均で揃えられるものばかりなので、気軽にスタートできます。

まめ

身近な道具でつくれるよ!

コージー

そうそう。道具は最低限で大丈夫。大切なのは“つくってみること”だよ。

デザインナイフ(カッター)

切り絵の基本アイテム。

細かい曲線や羽の形を切り抜くときに活躍します。

工作用カッターでも代用できますが、握りやすいデザインナイフがおすすめです。

カッターマット

机を傷つけないために必須のアイテム。

目盛り付きだと紙をまっすぐ配置しやすく便利です。

A4サイズがあれば十分ですが、大きな作品をつくりたい方はA3サイズもおすすめです。

100均でも購入可能です。

黒紙(図案用)

下絵をトレースして切り抜くベースになる紙です。

厚すぎない画用紙程度の黒紙が使いやすく、仕上がりもきれいに見えます。

100均でも購入可能です。

色紙(色パーツ用)

鶴のボディや背景、アクセントに使います。

折り紙や和紙(染和紙)など、発色や質感の違う紙を用意すると仕上がりがぐっと華やかになります。

トレーシングペーパー

図案を写し取って色パーツをつくるときに使用。

透明度が高いので、線をきれいにトレースできます。

トレッシングペーパーは100均でも購入可能です。

のり

色パーツを貼り合わせるときに使用します。

液体のり・スティックのり、どちらでもOKです。

ピンセット(あれば便利)

細かいパーツを扱うときにあると便利です。

なくても大丈夫ですが、仕上げがスムーズになります。

仕上げた切り絵を飾るときに使います。

シンプルな100均の額でも十分に素敵に仕上がります。

鶴の切り絵図案と作り方

まめ

ねえコージー、この鶴の図案って初心者でもできるの?

コージー

もちろん!線が全部つながってるから、切りやすいんだよ。曲線もシンプルにしてあるから安心して挑戦できるよ。

飛翔する鶴は、和風モチーフの中でも気品があり、シルエットだけで雰囲気が出るデザインです。

今回はコージーの用意した無料図案を使いながら、下書きから仕上げまでの作り方をステップごとに解説していきます。

今回はこの図案を使います。

下書きを準備する

今回ご用意した無料図案を印刷し、図案用の黒い紙にテープやホッチキスでしっかり固定します。

テープ止めします。

飛翔する鶴のシルエットは線がすべてつながっているので、切り進めやすく、初心者の方でも安心して取り組めるデザインになっています。

まめ

紙をちゃんと固定すれば、切りやすくなるんだね!

切り抜く

下書き図案の上からデザインナイフをあてて、ゆっくりとカットしていきます。

まずは内側の小さなパーツから切り抜き、その後に大きな輪郭部分を仕上げるようにすると作業が安定します。

曲線を切るときは紙を回しながら進めると、刃の動きがスムーズになり、きれいな仕上がりになります。

ポイントは「慌てずに進めること」。

力を入れすぎず、呼吸を整えながら少しずつ切り進めていきましょう。

最後に輪郭を切ります。

コージー

焦らなくて大丈夫。のんびり切れば、ちゃんと形になっていきますよ。

貼り合わせ

切り抜いた図案の上にトレーシングペーパーを重ね、鉛筆でパーツごとにアタリ線を写し取ります。

トレッシングペーパーを重ねます。
パーツ毎にアタリ線を描きます。
コージー

図案の真ん中をなぞるイメージでアタリ線を描くといいよ。

そのトレーシングペーパーを色紙に重ねて上からカットし、必要なパーツを切り出しましょう。

今回、コージーは染め和紙を使います。

カットしたパーツは図案の裏側から貼り合わせます。

のりは点描を打つように少しずつつけると、紙がヨレにくくきれいに仕上がります。

のりを点描を打つように塗布していきます。

細かいパーツを扱うときはピンセットを使うと作業がスムーズになります。

ワンポイトテクニック:頭の部分に赤い色紙を切って貼り合わせると鶴らしくなります。

まめ

色が入ると、ぐっとカッコよく見えるね!

背景仕上げ

色パーツを貼り合わせた切り絵は、最後に背景紙にのせて仕上げます。

背景紙のサイズは、飾りたい額の大きさに合わせてカットしておきましょう。

背景に使う紙によって、作品の印象が大きく変わります。

シンプルに仕上げたいときは赤や金の色紙、和の雰囲気を強めたいときはグラデーションのある染め和紙がおすすめです。

今回、コージーは模様入りの千代紙(ダイソー)を使います。(100均で手に入ります)。

コージー

背景の色で作品の表情がガラッと変わります。ぜひいろんな紙で試してみてね。

額装してみよう

できあがった切り絵は、ぜひ額装して飾ってみましょう。

ただ紙を切っただけの作品も、額に入れることで一気に“アート作品”らしい存在感を放ちます。

背景紙と合わせてフレームに収めると、ぐっと完成度が高まります。

100均のシンプルな額でも十分素敵ですし、お部屋の雰囲気に合うフレームを選ぶのも楽しいですよ。

壁にかけたり、玄関や棚に立てかけたり──自分の手で作った切り絵を飾ると、制作の喜びもひとしおです。

まめ

額に入れると一気にアートっぽくなるね!

図案無料プレゼント

コージー

今回制作した図案を無料でプレゼント!

今回ご紹介した 飛翔する鶴の切り絵図案 を、無料でダウンロードしてお使いいただけます。

ご自宅での制作や、季節の工作、ちょっとしたお祝いの飾りづくりにもぜひご活用ください。

【利用規約・注意】

  • この無料図案は、個人での制作・鑑賞・プレゼントなど非営利目的 に限りご利用いただけます。
  • 作品をSNS等に投稿する場合は、出典として「コージー(cozypaperart.com)」と記載いただけると嬉しいです。
  • 図案や作品を 商用利用(販売・有料ワークショップでの使用など) することはできません。
  • 図案データの再配布、加工しての配布、二次配布は禁止です。
  • 学校や地域サークルなど非営利のグループ活動で使用する場合は、事前にご連絡ください。

まとめ

  • 鶴は「長寿」「吉祥」の象徴で、和風切り絵にぴったりのモチーフ
  • 線がつながったシルエットなら初心者でも切りやすい
  • 背景紙や額装を工夫することで、お祝い感や上品さを自由に演出できる
  • 無料図案を活用して、気軽に作品づくりに挑戦してみましょう
コージー

楽しんで作ってみることがいちばん。額に入れれば、きっと素敵な作品になりますよ。それでは次回またお会いしましょう。

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