もうすぐ桃の節句、ひな祭りですね。
「季節の行事は大切にしたいけれど、大きな雛人形を飾るスペースも時間もない…」そんな風に悩んでいませんか?
こんにちは、切り絵作家のコージーです。
私は切り絵作家として10年以上の経験があり、動物や植物、季節の行事をテーマにした温かみのある作品を日々制作しています。

実は、カッター1本でできる「切り絵」なら、場所を取らず、準備や片付けも一瞬。それでいて、100円ショップの材料だけで作ったとは思えないほど、上品で本格的なインテリアになります。
「不器用だから自信がない」という方でも大丈夫です。
今回は、ハサミを使わずカッターを使うからこそ、誰でも線がガタガタにならず綺麗に仕上がるコツと、無料で使える「オリジナル図案(2種)」をご用意しました。
今年のひな祭りは、自分の手で切り出した世界に一つだけのお雛様で、お部屋を彩ってみませんか?
目次
今年のひな祭りは「切り絵」で華やかに!大人が楽しむ手作りの魅力

場所を取らずに飾れる!インテリアとしてのひな祭り切り絵
現代の住宅事情では、段飾りのような立派な雛人形を飾るのは難しいことも多いですよね。
切り絵の最大のメリットは、「飾る場所を選ばない」ことです。
完成した作品はフォトフレームに入れれば、玄関の棚やリビングの壁、ちょっとした隙間にすっと馴染みます。

オフシーズンはクリアファイルに入れて保管できるので、収納スペースも厚さ数ミリで済みます。
ハサミを使わないからこそ、初心者でも「売り物級」に仕上がる理由
一般的に「子供の工作」ではハサミを使いますが、大人の趣味として楽しむなら断然「デザインナイフ(ペン型のカッター)」がおすすめです。

ハサミは紙を動かしながら刃を入れるため、細かいカーブで紙がよれたり、内側をくり抜くのが難しかったりします。
一方、カッターなら紙を固定して刃先だけでコントロールできるため、初心者の方こそ、カッターを使ったほうが「売り物のようなシャープな線」を簡単に描くことができるのです。
100均で揃う!ひな祭り切り絵に必要な道具と紙選び

道具や材料は何を揃えればいいのかな?

必要なものをじっくり解説していくよ
これから始める方のために、まずは道具を揃えましょう。
「切り絵を始めるには高い道具が必要?」
と思われるかもしれませんが、そんなことはありません。
最初は100円ショップ(ダイソーやセリアなど)で揃うもので十分スタートできます。
プロも推奨!初心者におすすめのデザインナイフ(カッター)
普通の事務用カッターでも切れますが、できれば「デザインナイフ」と呼ばれるペン型のカッターを用意してください。
刃の角度が鋭く(30度や45度)、鉛筆のように持てるため、細かい作業が格段に楽になります。最近は100均の文具コーナーでも手に入ります。

もし「これからも長く続けたい」「より使いやすいものが欲しい」という方には、メーカー製がおすすめです。

私(コージー)は「NTカッター デザインナイフ DS-800P」を愛用しています。
軸が細く、鉛筆のように自然に持てるので、初心者の方でも扱いやすく、疲れにくいのが特徴です。

カッターマット
カッターマットは作業の際に机を傷つけないために必須です。
最初は取り回しのしやすいA4サイズが使いやすいでしょう。
慣れてきて大きな作品に挑戦したくなったら、A3などにサイズアップしていくのがおすすめです。

紙
画用紙を使います。
切り絵の基本は黒です。
薄すぎると切っている最中に破れやすく、厚すぎると力が要り指が疲れてしまいます。
「色画用紙」くらいの厚さがベストです。
これも100均のもので十分きれいに作れます。
また、余った色画用紙は、仕上がった切り絵の背景(台紙)として使うと作品が引き立ちます。


図案を固定する「マスキングテープ」
印刷した図案と黒い画用紙を重ねて固定するために使います。
セロハンテープだと剥がす時に紙が破れてしまうことがあるので、貼って剥がせるマスキングテープが最適です。

【ステップアップ】カラー切り絵にチャレンジ!

カラフルなひな祭り切り絵も楽しそうだね。
「黒一色もいいけれど、華やかにしたい」という方は、裏から色紙を貼る「カラー切り絵」にも挑戦してみましょう。
以下の道具があると便利です。
色紙(いろがみ)
切った図案の裏から貼ってカラフルにするために使います。
普通の折り紙だけでなく、和柄の千代紙や、光を通す染め和紙などを使うと雰囲気がガラリと変わります。
これらも100均に豊富な種類がありますよ。




トレーシングペーパー
色パーツを作る際のアタリ線(下書き)をとるのに使います。
100均のトレペでも大丈夫です。


のり
切った図案に色紙を貼り合わせるに使いやすいものを選びましょう。
スティックのりや、液体のりが便利です。

ピンセット
必須ではありませんが、細かい色紙をつまんで貼り合わせる際、指では届かない細かい調整ができるので、あると非常に便利です。

100均の道具や紙についてもっと詳しく知りたい方はこちら
【無料ダウンロード】簡単なのに本格的!ひな祭り切り絵図案(全2種)

図案を無料プレゼント
今回は、初めての方でも挑戦しやすいように、私がオリジナルで描き下ろした図案を2種類ご用意しました。
個人利用の範囲でご自由にダウンロードして使ってください。
図案①:初心者も安心!シンプルで可愛い「お雛様とお内裏様」
まずはここからスタート。曲線が緩やかで、細かい抜きが少ないデザインです。
シンプルですが、切り終えるとシルエットがくっきりと浮かび上がります。
所要時間の目安は30分〜1時間程度です。
※目は仕上げにペンで描いてください。

図案②:少しステップアップ!華やかな「桃の花と飾り」デザイン
慣れてきたらこちらに挑戦。桃の花やぼんぼりの装飾を加え、少し細かくしています。
完成した時の達成感とお内裏様とお雛様に合わせた時は格別です。

【利用規約・注意】
- この無料図案は、個人での制作・鑑賞・プレゼントなど 非営利目的 に限りご利用いただけます。
- 作品をSNS等に投稿する場合は、出典として「コージー(cozypaperart.com)」と記載いただけると嬉しいです。
- 図案や作品を 商用利用(販売・有料ワークショップでの使用など) することはできません。
- 図案データの再配布、加工しての配布、二次配布は禁止です。
- 学校や地域サークルなど、非営利のグループ活動で使用する場合は事前にご連絡ください。
カッター1本でできる!ひな祭り切り絵の作り方

作り方をじっくり解説していくよ

教えてもらえれば、楽しくつくっていけるね~
準備ができたら、いよいよ制作に入りましょう。
今回は例として、「お雛様とお内裏様」の図案を使って解説していきます。
STEP1:図案の準備(下準備)
まずは図案をプリントアウトし、黒い画用紙の上に重ねます。

っている最中に紙がズレないよう、四隅をマスキングテープ(またはホッチキス)でしっかりと留めてください。

この時、図案の絵柄にかからない余白部分を留めるのがポイントです。
STEP2:カット(切り抜き)
図案の上からデザインナイフで切っていきます。
この時、「内側の細かい箇所から」切り始めるのが鉄則です。

最初に外側の輪郭を切ってしまうと、紙の強度がなくなってグラグラし、中の細かい部分が切りにくくなってしまうからです。
扇や顔のパーツなど、中心に近い細かい部分から切ります。

最後に、全体の「輪郭線」を切ります。
この順番を守るだけで、失敗のリスクがぐっと減ります。

STEP3:完成!
全ての線を切り終えたら、ゆっくりと図案(白い紙)を剥がします。
下から黒い切り絵が現れるこの瞬間が、一番ワクワクする時です。
これで基本の切り絵は完成です。

白い台紙や色画用紙に貼ると、黒のシルエットがより際立ちます。

目はペンで描き入れてください。
【ステップアップ】カラー切り絵にチャレンジ!

カラー切り絵にチャレンジしてみるね!
「もっと華やかにしたい!」という方は、和紙や折り紙を使って色付けしてみましょう。
少し手間はかかりますが、完成した時の感動はひとしおです。
1. 色パーツを作る(トレース)
図案の形に合わせて、色紙をカットします。
直接色紙を切るのではなく、トレーシングペーパー(透ける紙)を使うと正確に作れます。

アタリ線を描いていくんだね!
切り抜いた黒い切り絵(または元の図案)の上にトレーシングペーパーを重ね、色のつけたい部分のアタリ線(輪郭)を鉛筆でなぞります。


そのトレーシングペーパーを使いたい色紙(千代紙など)に重ねて、一緒にカットします。

これで、枠にぴったり合う「色パーツ」の出来上がりです。
2. 貼り合わせ(糊付けのコツ)
切った色パーツを、黒い切り絵の「裏側」から貼り合わせていきます。
ここで重要なのが糊の付け方です。
ベッタリ塗ってしまうと、表にはみ出したり、紙がシワになったりします。
糊は「点描を打つように」、チョンチョンと細かく点置きしていくのがコツです。
液体のりを塗布するには「爪楊枝」や「精密ドライバー」の先を使うと便利です。

細かいパーツはピンセットを使って慎重に乗せると、指紋もつかず綺麗に仕上がります。

3. 完成!
全ての色を貼り終えたら完成です。
そのまま飾っても良いですし、厚めの台紙に貼って額装すると、より立派なアート作品になります。
今回、コージーはダイソーの千代紙に貼り合わせてみました。

作品を素敵に飾ろう!100均アイテムを使ったディスプレイアイデア

飾り方次第でとても素敵になるよ!
切り抜いた作品は、そのままだとただの黒い紙ですが、飾り方次第で一気にアートになります。
額装して飾るだけでアート感たっぷり
スタンダードな額縁に入れるだけでも、作品の格がぐっと上がりアート感たっぷりのインテリアになります。
最近は100円ショップでも、木目調やアンティーク風など、様々なデザインの額がたくさん手に入ります。
お部屋の雰囲気に合わせて選んでみてください。

クリアフレームに入れて「光と影」を楽しむ
100均で売っている透明なアクリルフレーム(クリアフレーム)に挟むのが一番のおすすめです。
背景が透けるので、壁の色や光の当たり方によって作品の表情が変わります。
日当たりの良い窓辺に置くと、落ちる影も作品の一部として楽しめます。

和紙や色画用紙を重ねてカラー切り絵にアレンジ
黒い切り絵の裏から、着物の部分に和紙や千代紙を貼ってみましょう。
「裏から貼る」というひと手間で、黒い線が引き締まり、鮮やかな色彩が加わって一気に豪華になります。
すべてに色をつけなくても、桃の花のピンクだけ色を入れる、といったポイント使いも粋です。

よくある質問(FAQ):制作中のトラブル対処法
Q. 細かい部分で紙がちぎれてしまった時の修正法は?
A. 焦らなくて大丈夫です!
切り絵の良いところは、裏から補修できること。
ちぎれたパーツの裏側に、紙を小さく切って少量ののりをつけて貼り合わせれば、表から見てもほとんど傷跡は分かりません。

Q. カッターの刃を交換するタイミングは?
A. 「紙に刃先が引っかかる」「断面が毛羽立つ」と感じたら交換のサインです
勿体無いと思わず頻繁に新しい刃にして、常に鋭い切れ味を保つことが、綺麗に、そして怪我なく仕上げる一番の近道です。
コージーも少しでも引っかかりを感じたら刃を交換してます。

まとめ
手作りの切り絵で特別な桃の節句を
今回は、カッター1本で楽しめる「ひな祭り切り絵」の作り方をご紹介しました。
- ハサミではなく「カッター」を使うと初心者でも綺麗に切れる
- 紙を回して切りやすいポジションをとって中心から外側へ切るのがコツ
- 100均のフレームに入れるだけで立派なインテリアになる
難しそうに見えても、線をなぞって切るだけのシンプルな作業です。
無心になって紙を切る時間は、忙しい日常の中で意外なほどリフレッシュになりますよ。

ぜひ、今年のひな祭りはご自身の手で作った切り絵を飾って、素敵な時間を過ごしてくださいね。それでは、次回またお会いしましょう。
付録
ひな祭りには梅の花も欠かせませんね。
梅の花の切り絵についてはこちらを御覧ください。
















手作りのひな祭りを楽しんでみよう~♪