【無料図案】切り絵で楽しむ〜アニメキャラの簡単な作り方を解説!

お気に入りのアニメキャラを、紙の上に再現してみたいと思ったことはありませんか?

今回は、アニメキャラをテーマにした切り絵作品の作り方を、図案の描き方からカット、色の貼り方までやさしくご紹介します。

私、コージー・ノア・ダニエルズは、切り絵作家として10年の経験をもち、動物やファンタジーの世界をテーマにした作品を日々制作しています。

風景スケッチしているコージー

自分だけの“推し切り絵”を完成させて、デスクに飾ったり、プレゼントにしたり、楽しみ方は自由自在!

さあ、紙とカッターを用意して、一緒に始めてみましょう。

はじめての方も、ぜひ気軽に挑戦してみてくださいね。

アニメキャラを切り絵にする魅力

まめ

アニメって色が命ってイメージだけど、切り絵にしてもちゃんと伝わるの?

コージー

うん、輪郭やポーズを活かせば、色がなくても“そのキャラらしさ”がしっかり表現できるんだよ。

アニメキャラは、切り絵にとても向いているモチーフのひとつです。

線と形だけでキャラの個性を表現できるので、見た人に「あっ、このキャラだ!」と伝わる作品がつくれます。

なぜアニメキャラが切り絵に向いているのか?

特徴的な髪型や服装、アクセサリーやポーズなど、アニメキャラには「ひと目で伝わる要素」がたくさんあります。

許諾済のイラストです。

こうしたポイントは、シンプルな線だけで構成する切り絵にぴったり。色がなくても、十分に雰囲気を感じさせることができます。

シルエットや特徴的なポーズが活きる

たとえば、大きなリボンやとがった髪の毛、決めポーズや表情の角度。

許諾済のイラストです。

そういった“らしさ”をシルエットに落とし込むと、線が少なくてもキャラの魅力がしっかり伝わります。

影絵のような一枚でも、キャラクターの存在感がしっかりと浮かび上がってくるのです。

自分の“推し”を形にできる喜び

好きなキャラを、自分の手で形にできるって特別なこと。

「この場面が好き」「この髪型がかわいい」──そんな想いを込めて紙を切ることで、作品にも自然と愛着がわいてきます。

許諾済のイラストです。

できあがった“推し切り絵”は、飾るだけで毎日ちょっと嬉しくなれる、あなただけの宝物になるはずです。

図案をつくってみよう!

切り絵でアニメキャラを表現するには、まず「図案」がとても大切。

輪郭の取り方や線の流れひとつで、完成後の印象が大きく変わってきます。

ここでは、モチーフの選び方と図案化のポイントを見ていきましょう。

コージー

図案づくりのポイントを解説するよ。

モチーフ選びのコツ

はじめに選ぶキャラクターは、シルエットがはっきりしているものがおすすめです。

髪型に動きがあったり、服やポーズに特徴があるキャラは、切り絵にしたときにも個性が伝わりやすくなります。

また、全身を表現しようとすると難しく感じるかもしれませんが、たとえば、「目元と髪の毛だけ」「後ろ姿だけ」「シルエットだけ」など、抜き出し方を工夫することで、自分らしい“推し表現”ができます。

例えば下記のキャラクラーだと身体や手があって難しそうですが。

顔の一部をクローズアップしてみるとかもアリです。

下絵の準備と図案化のポイント

モチーフが決まったら、次は下絵を描いて図案に仕上げていきます。

スマホの画像やアニメの一場面を参考にしながら、紙に線画を描いていきましょう。

このとき大切なのが、すべての線をつなげること

切り絵は「切り離してはいけない」構造なので、線が途中で途切れていると、作品がバラバラになってしまいます。

意識的に線をつなげます。

もうひとつのコツは、黒ベタ(塗りつぶし)と“抜き”のバランスを意識すること。

白黒のメリハリをつけます。

黒く残す部分と、紙をくり抜く部分の対比がしっかりしていると、メリハリのある仕上がりになります。

初心者の方は、まずは目・髪・輪郭などを中心に、線が少なくてもキャラの特徴が伝わるような図案を意識してみましょう。

口元と鼻筋ですが、ここを線でつなげようとするとちょっと無理がある場合は、ここは線を独立させておいても構いません。

口元は独立した線で描きます。

貼り合わせのときに合体させれば大丈夫です。

それでは、一緒に図案を描いてみましょう

コージー

図案の作り方だよ。一緒に作っていきましょう。

ここからは、実際にアニメキャラの図案を描いていく工程です。

難しく考えず、「好きなキャラの魅力を、自分の手で形にしてみよう」という気持ちで始めてみてくださいね。

今回のモチーフこれ。

まずはキャラクターの画像を見ながら、鉛筆で輪郭をざっくり描いていきましょう

髪の流れや輪郭は、切り絵にするときにとても大切な要素です。

線は、流れるようにスッと描いてみると雰囲気が出ます。

切るときの気持ちよさをイメージしながら描くと、自然とリズムが出てきますよ。

どうしてもうまく描けないな…と感じたときは、無理をせず、キャラクター画像をプリントして紙を重ねてトレースする方法でも大丈夫です。

切り絵は“楽しむこと”がいちばん。はじめの一歩は、なぞることからでもしっかり前に進めます。

コージー

トレースして描いても大丈夫だよ。

下書きができたら、ペンで清書していきましょう。

目の部分は、ハイライトを丸く残すようにします。

黒目に白丸をいれればハイライトになります。

白く抜けた“丸”が入るだけで、一気にキャラクターらしい表情になります。

清書が終わったら、黒く塗りつぶす部分を加えて、図案のバランスを調整していきます。

このとき意識したいのが、「白と黒のバランス」。

コージー

ワンポイントアドバイス:画面の下の方に大きめの黒ベタを入れると、作品全体に安定感が出てくるよ。

黒ベタがざっくり塗り終えたら、次にカットしていきます。

いざカット!きれいに仕上げるための工夫

図案が完成したら、いよいよカットの工程です。

少し緊張するかもしれませんが、道具を正しく使い、順序を守れば大丈夫。

紙の上にアニメキャラの輪郭が少しずつ浮かび上がってくる感覚は、切り絵ならではの楽しさです。

道具と材料の準備

切り絵を楽しむためには、道具だけでなく、作品づくりに合った紙の準備も大切です。

まずは、使いやすい道具と材料をそろえるところから始めましょう。

デザインナイフ

細かい部分や曲線をきれいに切るための基本ツールです。

刃の鋭さや持ちやすさにも注目して、自分に合ったものを選ぶと作業が快適になります。

カッターマット

机を守り、刃の通りを安定させるために欠かせません。

A4〜A3サイズのものが扱いやすくておすすめです。

100均でも売っています。

黒画用紙

切り絵の主線部分に使用します。厚みがありすぎるとカットしにくいので、少し薄めのものを選ぶと◎。

100均の画用紙でも大丈夫です。

色紙

切った図案を貼り合わせる台紙に使います。

淡い色やビビッドな色など、作品の雰囲気に合わせていろいろ揃えておくと便利です。

折り紙でもOKです。

今回は染め和紙を使います。

のり

切った図案を色紙に貼り合わせるのに使います。

スティックのりや紙用ボンドなど、薄く塗れてヨレにくいタイプがおすすめです。

そのほかにも、セロハンテープやホッチキス、精密ドライバー、ピンセットなど、ちょっとした補助アイテムがあると作業の精度がアップします。

必要なものを無理なく揃えて、自分にとって扱いやすい道具を少しずつ見つけていくのも、切り絵の楽しさのひとつです。

カットの手順とポイント

まずは、描いた図案を黒い紙の上に重ねて、テープかホッチキスで仮止めします。

紙がずれないよう、四隅や端をしっかり固定しておくと安心です。

四隅をしっかり固定します。

次に、図案の線をなぞるように、上からカッターでカットしていきます。

切り始めは、細かい内側の部分から

口元の線はカットした線を無くさないようにしてください。

口元をカット。

目や髪のすき間など、小さくて繊細な部分を先に仕上げることで、紙全体の安定感を保ちながら作業が進めていきます。

細部を切り終えたら、最後に外側の輪郭線をぐるりと一周カットします。

輪郭線を慎重にカットしていきます。

この順番を守ることで、形崩れしにくく、きれいに仕上がります。

カットが終わりました。

仕上げ方

切り終えた図案は、そのままでは完成とはいえません。

ここからは、作品として仕上げていく最後のひと手間をご紹介します。

貼り合わせ

カットした図案は繊細で、そのままでは飾ることができません。

まずは、台紙となる紙に貼り合わせて、安定させましょう

白い画用紙に貼るだけでもすっきり美しく仕上がりますが、今回はオレンジ系の染め和紙を背景に選んで、キャラクターに少し情感を加えてみました。

背景の紙選びひとつで、作品の印象はぐっと変わります。

お気に入りの色、キャラのイメージカラー、作品の雰囲気に合わせて自由に選んでみてくださいね。

貼るときは、のりを“点描を打つように”軽くつけていくのがポイントです。

コージーは液体のりを精密ドライバーの先端につけて塗布していますが、つまようじ等でも塗布できます。

ベタっと塗ると紙がヨレたり、色紙にしみ出したりするので、やさしく少しずつが◎。

台紙との貼り合わせはピンセットを使うと、位置合わせもスムーズです。

口元の線を貼り合わせて完成です。

完成です。

額装

貼り終えたら、ぜひ額に入れて飾ってみましょう。

額装することで、作品の存在感が一気に高まります。

たとえ簡単に作った一枚でも、額に入れると不思議と“完成されたアート”に見えるんです。

今回は、100円ショップのシンプルな額を使いましたが、それでも雰囲気はばっちり。

フレームの色や厚みも、キャラに合わせて選んでみるとさらに素敵です。

自分で作った“推しの切り絵”を飾る空間は、毎日の小さな幸せになりますよ。

図案プレゼント

コージー

アニメキャラの図案をプレゼント

今回、制作したアニメキャラの図案を無料プレゼント

【利用規約・注意事項】

  • この無料図案は、個人での制作・鑑賞・プレゼントなど非営利目的に限りご利用いただけます。
  • 作品をSNS等に投稿する場合は、出典として「コージー(cozypaperart.com)」と記載いただけると嬉しいです。
  • 図案や作品を商用利用(販売・有料ワークショップでの使用など)することはできません。
  • 図案データの再配布、加工しての配布、二次配布は禁止です。
  • 学校や地域サークルなど非営利のグループ活動で使用する場合は、事前にご連絡ください。

まとめ

アニメキャラを切り絵で表現するのは、一見むずかしそうに見えるかもしれません。

でも、図案を工夫しながら線を引き、少しずつ紙を切っていくことで、自分の“推し”が紙の上に現れてくる感動があります。

今回ご紹介した手順は以下の通りです

  • シルエットや表情を意識した図案づくり
  • トレースして図案をつくってみてもOK
  • カットの順番と、線をつなげる工夫
  • 台紙への固定と、額装での仕上げ方

どのステップにも、“自分らしさ”を込める余地があります。

表情やポーズ、色の選び方、貼り方ひとつで、まったく違う世界観の切り絵が生まれます。

最初はシンプルなキャラからで大丈夫。

楽しみながら、あなただけのアニメ切り絵の世界を広げていってくださいね。

それでは次回、またお会いしましょう。

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