こんにちは、切り絵作家のコージーです。
私は東京を拠点に、動物や植物、童話のような世界をテーマにした切り絵作品を制作しています。
これまで国内外の展覧会に出展したり、SNSで作品を発信したりするなかで、英語で「切り絵」をどう伝えるか、何度も悩んできました。
海外の展示会で自己紹介をするときや、Instagramで海外のフォロワーさんからコメントをいただくとき、「paper cuttingでいいの?」「kirieって伝わるかな?」と迷う瞬間が必ずあります。

この記事では、そんな実体験をもとに、切り絵の英語表現や自己紹介の例文、さらに海外の切り絵文化についてもわかりやすく解説していきます。
目次
切り絵は英語で何と言う?

いい質問だね。実は切り絵の英語表現はいくつかあって、場面によって使い分けるとわかりやすく伝えられるんだよ。
切り絵を海外の人に説明するとき、「英語ではどう言えばいいんだろう?」と迷う方は多いと思います。
実は、状況によっていくつかの表現方法があり、どれを使うかでニュアンスも少し変わってきます。ここでは代表的な呼び方を紹介します。

一般的な呼び方
もっともシンプルで広く使えるのは paper cutting です。
直訳すると「紙を切る」という意味ですが、芸術作品としての切り絵を説明するときにも十分通じます。
日常的に英語を使う場面や、SNSで作品を紹介するときにはこの表現を覚えておくと便利です。

アートとしての表現
作品をアートとして強調したい場合には papercut art や paper-cutting art がよく使われます。
「art」を加えることで、単なる作業やクラフトではなく「芸術表現」として相手に伝えることができます。
海外の展示会や作品集で紹介する際には、この表現がよりふさわしいでしょう。

日本の切り絵を紹介するなら
日本独自の文化として伝えたいときには kirie という言葉そのものを使うのもおすすめです。
「Kirie is a traditional Japanese papercut art.(切り絵は日本の伝統的なペーパーカットアートです)」のように表現すれば、単なる「紙を切る」ではなく、日本文化としての価値も強調できます。

切り絵を紹介するときの英語表現

コージー、もし海外の人に“私は切り絵をやってます”って伝えるなら、どう言えばいいの?

そのときはシンプルに言えば大丈夫。“I make paper-cutting art.” って言えば、すぐに伝わるよ。
海外で自己紹介をしたり、SNSで作品を紹介するときには、短くてわかりやすい英語表現が効果的です。
ここでは、実際に使えるフレーズを紹介します。
自己紹介フレーズ
- I make paper-cutting art.
(私は切り絵アートを作っています) - Kirie is a traditional Japanese papercut art.
(切り絵は日本の伝統的なペーパーカットアートです)

“Kirie”って言葉をそのまま使ってもいいんだよ。日本文化として紹介したいときにぴったりだね。

作品を説明するとき
- This is my original papercut design.
(これは私のオリジナルの切り絵デザインです) - I use Japanese paper to create delicate papercuts.
(和紙を使って繊細な切り絵を制作しています)

なるほど!“Japanese paper”って言えば和紙のことだって伝わるんだね。

そうそう。素材や技法を少し加えると、作品の特徴が相手にも伝わりやすくなるんだ。

海外の切り絵文化を英語で紹介

ねえコージー、日本だけじゃなくて外国にも切り絵ってあるの?

あるよ。国ごとに呼び方やスタイルが違っていて、それぞれの文化を映しているんだ。
中国の切り絵
Chinese paper cutting と呼ばれ、赤い紙を使って縁起の良い図案を切り出すのが特徴です。
結婚式やお正月などのお祝いごとで飾られることが多く、幸運や繁栄を願う意味が込められています。

赤い色って、中国だとおめでたいイメージなんだね!

メキシコの切り絵
papel picado(パペル・ピカド)は、カラフルな紙を何枚も重ねて切り抜き、祭りや「Day of the Dead(死者の日)」を彩る装飾です。
風に揺れるように飾られる姿はとても華やかで、街全体をお祝いムードに変えてくれます。

日本の切り絵は額に入れて飾ることが多いけど、メキシコでは街全体を彩る“飾り”になるんだよ。

ポーランドの切り絵
Wycinanki(ヴィチナンキ)は、動物や植物をモチーフにした色鮮やかな民芸切り絵です。
ハサミで紙を切り抜いて重ね合わせ、鮮やかな色彩を生み出すのが特徴で、農村の暮らしや自然がデザインによく表れています。

カラフルな切り絵って新鮮! 日本の切り絵とはまた違った魅力だね。

切り絵を英語で発信するコツ

SNSで海外の人に向けて投稿したいけど、英語がうまく書けるか心配だなぁ。

大丈夫!シンプルで短い文章でも十分伝わるよ。むしろ作品写真や動画と一緒に見せることが大事なんだ。
SNSで使えるハッシュタグ
- #papercut
- #papercuttingart
- #kirie
特にシンプルな #papercut をつけるだけで、海外のユーザーにも十分届きます。
他にも #kirie を使えば、日本の伝統文化としてアピールすることもできます。

へえ!タグをつけるだけでも、海外の人が見つけてくれるんだね。

シンプルな紹介が効果的
SNSでは長文をがんばるよりも、短いフレーズを添えるのがおすすめです。
- This is my new papercut work.
(これは私の新しい切り絵作品です) - Made with Japanese paper.
(和紙で作りました)

英語が少しでも入っていれば、写真や動画と一緒に相手にしっかり伝わるよ。

なるほど!短くてもOKなら気楽に投稿できそうだね!

まとめ
切り絵を英語で表現するには、いくつかのポイントがあります。
- 切り絵=英語では 「paper cutting」「papercut art」
- 日本文化として紹介するなら 「Kirie」 も使える
- 自己紹介や作品紹介のフレーズを覚えると海外発信に便利
- SNSでは 短いフレーズ+ハッシュタグ で十分伝わる

英語はシンプルでOK。大事なのは作品の魅力を伝えることです。
それでは次回またお会いしましょう。
ねえコージー、切り絵って英語でどう言うの? “Kirie”ってそのままでもいいのかな?