紙とカッターで、やさしく描くように楽しめる「切り絵」。
「やってみたいけど、道具をそろえるのが大変そう…」
そんな風に思っている方にこそおすすめなのが、100円ショップ「ダイソー」の材料を活用した切り絵づくりです。
紙やカッター、台紙やフレームまで、すべて手軽にそろえられるから、思い立ったその日にすぐ始められます!
今回は、実際にダイソーのアイテムだけで制作した「猫の切り絵」作品をもとに、使った用紙や道具、飾り方のコツまでわかりやすくご紹介します🐱✂️
私、コージー・ノア・ダニエルズは、切り絵作家として10年、アクリル画では20年のキャリアを持ち、国内外の公募展での入選や展覧会への出展を通じて、幅広く活動してきました。

切って、貼って、完成させたときの「できた!」というよろこびを、あなたにも感じてほしい。
そんな思いを込めて、今回の記事をお届けします。
目次
ダイソーの材料で切り絵をつくってみよう

えっ!?100均で?それ…ちょっと信じがたいんだけど!
どんなのつくれるか
ダイソーで手に入る材料だけでも、かわいくて完成度の高い作品が作れます。
今回制作したのは、猫の顔がひょっこりのぞくデザインの切り絵。

例えば円形フォトフレームに合わせて構図を工夫すれば、全身を描かずにおしゃれに見せることができます。
こんな作品が、特別な道具を使わずに完成するのはうれしいですよね。
手軽に楽しめる
「道具が高そう」「準備が大変そう」と思われがちな切り絵ですが、実はとても気軽に始められます。
カッター、紙、のり、フレーム、すべてダイソーでそろえれば、予算も抑えつつ、ちょっとした空き時間で制作できます。
しかも、小さめサイズであれば時間もかからず、「できた!」という達成感をすぐに味わえますよ。
材料の紹介

必要な材料や道具は、ダイソーでぜんぶそろうよ

え!そうなの?どんなのがあればいいんだろ〜

順番に紹介するね

わ〜楽しみっ!
紙
切り絵に使う紙は、「画用紙」「折り紙」や「和紙ちよがみ」「創作すき紙」などがおすすめ。
画用紙は切り絵の線画に使います。

色紙(折り紙、ちよがみ等々)は色パーツをつくるのに使います。



表情を出したい場合は、グラデーションが入った色紙がつかいやすいです。
ダイソーには豊富な紙素材がそろっているので、選ぶ時間も楽しみのひとつです。
トレーシングペーパーは線画をトレースして色パーツをつくるのに使います。

道具
基本的には以下の3点があればOK
デザインナイフ(またはカッター)

カッターマット(A4サイズで十分)

のり(スティックのりまたは液体のり)

特にデザインナイフは、細かい線が切りやすくなるのでおすすめです。
また替刃も売っています。

筆ペンやマーカー
描いたラフのなぞり書きや仕上げに使います。

額
作品をより引き立てるためには、フレーム選びも大切。
今回は円形のフォトフレームを使用しましたが、スクエア型・アートフレーム・クリアフレームなど、ダイソーには多彩な種類があります。




作品に合わせて選ぶと、完成度がぐっとアップします。
実際に切ってみよう

今回は猫の顔としっぽを円の中におさめる構図で作ってみたよ

あ、全身じゃないんだ!それなら私でもできそう…ちょっとワクワクしてきた〜!
猫の切り絵をつくってみよう
フレームの準備
円形のフレームは、それだけで絵になるデザインです。
そこに「のぞき込む構図」や「一部だけ見せる配置」を組み合わせると、余白を活かした上品な切り絵作品になります。

ラフ描く
まずは、猫の顔と尻尾だけのシンプルな図案を描いていきましょう。
円の中におさまる構図にすると、初めてでもバランスよく見える仕上がりになります。
白い紙に鉛筆でラフを描きます。
円形の丸を描いて、その内側にラフを描いていきます。


自分で「かわいいな」と思えたら、それが正解。
ラフスケッチは楽しんで、自由に描いてみてくださいね。
ペンで上書き
描いたラフの上から筆ペンやマーカーでなぞります。

カット
図案ができたら、内側からゆっくり丁寧にカットしていきます。

ワンポイントアドバイス。なぞり描きした図案はコピーやスキャンしておくとカットで失敗したときのやり直しが楽だよ。

カットしたら紙から外します。

切り終えた線画のにマーカーで塗り足して線を締めていきます。

色パーツのつくり方
トレーシングペーパーを図案に重ねて、鉛筆でアタリ線を描いていきます。

アタリ線を描いたトレーシングペーパーを色紙に重ねます。

トレーシングペーパーの上から色紙をカットしていきます。

貼り合わせ
カットした色パーツを線画に貼っていきます。
まず糊を線画に塗っていきます。

ワンポイントアドバイス。糊はチョンチョンと点描を打つように塗布していくと楽だよ。

貼り合わせます。

背景のつくり方
背景の土台部分も同じように模様をカットしていき、色パーツを貼り合わせます。

ワンポイントアドバイス。土台部分の模様は土台の紙の裏側からカットしていき、そこに色パーツの貼り合わせます。



表に返して、猫を貼り合わせます。

白い紙を線状に切ってヒゲをつけていきます。

尻尾も猫と同じようにつくって貼っていきます。
フレームにセットして完成です。

額装について

額には色々種類あるから好きなものでつくってみよう。
種類の紹介
切り絵作品に使える額は、以下のような種類があります。
- 写真立てタイプ(L判・はがきサイズ)
- アートフレーム(縁の細い軽量タイプ)
- ウッドフレーム(ナチュラルな雰囲気に)
- クリアフレーム(透明感を活かす)

作品の雰囲気や用途に合わせて、自由に選ぶのがポイントです。
飾り方の紹介
飾る場所によっても見え方は変わります。
たとえば
- リビングの棚にちょこんと置く
- 窓辺や出窓に季節感のある演出
- 玄関に小さなウェルカムアートとして



また、作品の下に厚紙や和紙を敷いて背景をつけるだけでも印象が変わります。
ダイソーには台座やミニイーゼルもあるので、アレンジしてみてくださいね。
まとめ
- ダイソーの材料だけで切り絵作品は十分楽しめる
- 用紙や道具も豊富なので、気軽に始められる
- フォトフレームの形を活かすと完成度がアップ
- 顔だけの構図なら初心者でも手軽に挑戦できる
- 飾り方や額装の工夫でオリジナリティも広がる
それでは次回またお会いしましょう。
まめ、ダイソーだけで切り絵が作れるって知ってた?